和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

JAMBOX by JAWBONE (その2)

小型スピーカー「JAMBOX」。 入手後1年4ヶ月。 自分にとって、すっかり当たり前の存在になっています。 使ってみて分かったことを箇条書きします。

ア:音作りが上手い。毎日聴いていてイヤにならない。 イ:あまり大きな音は出さないほうがいい。半径1.5m以内で聴くもの。 ウ:期待値以上に電池の持ちがいい。電池残量で困ったことは無い。 エ:bluetooth(ワイヤレス)の有り難さ。本当に取り回しが良い。 オ:自宅・事務所・出張先…どこへでも持ってゆける。持ってゆきたい。

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JAMBOXは小さいのがうれしいです。持った感じは「虎屋の羊かん」。

小型ながら振動板のストローク(前後移動幅)を大きく取れる スピーカーを搭載し、この振動板を大胆にドライブさせている のではないかと想像します。スピーカー背面側に低音を補強する ダクトも装備されている模様。その結果、このサイズからは想像 がつかない、豊かな低音が飛び出てきます。アンプや各部の設計 も良いのでしょう。低音は豊かなだけではなくキレもあります。

さらに内蔵DSPによるデジタルサラウンドモードをオンにすると 力強さの上に音の広がりも重なり、JAMBOXが置かれたその場所を 立体的な音楽空間に仕立ててくれます。

ピュアオーディオを志向される方には?なのかもしれませんが 音作りがとても上手いので、これでちゃんと納得ができる。 スピーカーとエンクロージャーとアンプとデジタルアレンジ… よくパッケージングされているなあ。という感じ。 そしてボディが気取っていないから、どこにでも置ける。路上でも。 「自由にセッティングできる音を出すもの」って、こんなにイイものかと。

欠点。自分の個体はスライドスイッチとUSBコネクタの建て付けが悪い。 電源ON/OFF時のサウンド効果は最初は面白いけど不要。(→※追記2参照)

私はポッドキャスト「うまのりラジオ」をJAMBOXで聴くのが楽しみ。 manolinさんとyodaさんの、オンマイクでの野太い声が良く出てる。

この製品、電池が劣化したら終了になるのかな。 でも仮に2〜3年で電池がダメになっても気にしないだろうなあ。 また買うと思います。

※追記: 半径1.5m以内と書きましたが、音楽を雰囲気として楽しむ(=「そこに音が 漂っている」という感覚にする)のでしたら、大きな部屋でもちゃんと使えます。 電源不要・結線不要なのでロケーションフリーな使い方ができて便利です。

あと、アチラ(米国)では「音が歪んでもいいから、最大音量でブンスカ鳴らす」 という使い方が当たり前なのかもしれませんね。

※追記2: この記事を公開した直後の2012年7月、ファームウェアの更新によって JAMBOXに新たな機能:「New Silent Mode」が加わりました。