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和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

TYPO2(タイポ2)キーボードケース、入手しました。

ことし2月にレポートした「TYPO(タイポ)」に、早くも後継モデルとなる「TYPO2(タイポ2)」が登場。実機を入手しましたので第一報をお伝えします。

2014年9月5日に大幅改訂しました。

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(写真)「TYPO2」のパッケージ

TYPO2は樹脂製の硬質なケースに収容されています。キーボードの部分だけは窓になっていて、お客さんが購入前にキータッチを確かめることができます。

本品は「QWERTYキーボード付きのiPhoneケース」です。対応機種はiPhone5/5s(iOSのバージョン指定あり)。上下分割式の樹脂製ボディーにコンパクトなBluetoohキーボードを備え、外付けキーボードでありながらスマートにiPhoneと一体化。手持ちでの快適な英文字入力を実現しています。

TYPO」の初期型は、着想の良さと使いやすさから話題となりましたが、まもなくにキーボード内蔵スマートフォンとして有名なBlackBerryのメーカーより(恐らく意匠部分について)訴訟を起こされ、その影響かはわかりませんがTYPOの販売は中止となりました。

一時は心配したものの、キーボードのデザインに変更を施し、このたびの「TYPO2」登場となりました。

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(写真)左が初期型の「TYPO」、右が「TYPO2」。

新旧の違いは主にキーボードの形状です。そのほか細かく見ると、ホームボタンが右端から左端へと大きな変更も。これで「左手からホームボタンが遠い」や「リターンキーを押すつもりがホームボタン」といった問題は解決しました。また、鍵アイコンのボタンを二度押しすることで働く「キーボードロック」機能も新たに追加。便利で実用的なキーボード照明などはそのまま。

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(写真)キーボードの比較。右が「TYPO2」(クリックで拡大)

初期型とTYPO2との一番の違いはキーボードのデザイン。キーの形状がBlackBerryのような彫刻的&曲面的なものからブロック的なものに変更。同時に、やはりBlackBerryのそれを模したキー上下のパーティションラインも取り払われました。これらの変更のおかげで全体的に硬質かつ渋い感じに。ルックスはTYPO2のほうが好みです。

では肝心のキーボードの操作性。平らになったTYPO2のキー表面はそれぞれが左右の指に向かって大きく傾斜していて、これによってキーの2個同時押下を防いでいます。キーのひとつひとつを押下するのには「平ら&斜め」の操作感は申し分の無いものでした。しかし、前のキーから次のキーに指先を移動させる段階で、斜めになったキーのエッジ部分が指先にコリコリと触れ、ちょっと違和感が。

一般的なキーボードのタイピングでは、前のキーから次のキーに移る際は指先をキーボードからいったん離します。しかしTYPOのようなキーボードでは指先をキーボードから離さずに「スライド」させるため、隣接するキー同士の凹凸やエッジはできるだけ少ないほうが良い。まさにBlackBerry型キーボードの優秀さが見えてくる瞬間でした。BlackBerryって長時間タイピングしても指が痛くならない(個人の感想)ですから。また、前述のパーティションラインも「凹凸が少ないキーボードでの2個同時押下を防ぐ実用的なパーツ」であることが分かってきます。(なるほど。それらを模してしまっては訴訟にもなるなぁ!と。)

キーボードって最終的には各人の好みですし、私は新旧まったく違うキーボードとして受け入れ(iPhoneに付加するリアルキーボードそのものに感謝し)私は気にしないようにしています。

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(写真)キーボードの傾斜比較(クリックで拡大)

こんどは左側が「TYPO2」です。キーボードひとつひとつが傾斜していることが分かります。スペースバーについてはTYPO2のほうが操作しやすいかな。

初期型TYPOで一番の問題となっていた「スペースバーを素早く2度押すと強制的にピリオドが挿入されてしまい、これが日本語かな漢字変換で文字化けを起こす」という、日本語iOS独自の問題はTYPO2でも改善されませんでした。(本件、TYPO公式サイトに回避方法無しであることをメールで確認済。)これまでどおり「スペースバーの1押し目から2押し目の間だけ、ほんの少し時間を置く」という対処で使うこととなります。

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(写真)ボディー裏面の比較

背面のTYPOロゴはシンプルなものに。

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(写真)「TYPO2」にiPhone5sをセットしてみたところ

私のiPhone5sは白色です。キーボードの意匠についてBlackBerryとの近似性は無くなりましたが、銀色ラインの消失によって落ち着きが増し、かえって好印象。キートップの英文字は細身の書体に変更。この点についても銀色ラインが無くなったことが幸いし、英文字の判読性は改善傾向に。老眼の私でも英文字が判読しづらいということはありませんでした。

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(写真)「TYPO2」側面の様子

シャープで美しい側面の様子はTYPO2でも健在です。画面周囲の樹脂が以前よりも少し盛り上がっていて、落下時等の本体保護性能を高めているようです。もともとTYPOiPhone保護性能は高いと思います。初期型で深刻な落下を3回経験しましたが、TYPOがしっかりとiPhoneを守ってくれました。

外形寸法は初期型とほとんど変わっていません。ヘッドホン端子やLightning端子へのアクセス性も同じ。内蔵バッテリーの容量も同一。重量は4グラム増。

写真では分かりづらい点として、本体素材の若干の変更があります。いままでは比較的硬質な樹脂につや消しのソフト塗装が掛かっていた「ような」仕上げでした。TYPO2はこれが無塗装になった「ような」感じに。(実際には不明)素材はほんの少し柔らかい樹脂に変更になっています。指紋や汚れが付きにくくなった気がする反面、ジーンズの腰のポケットには摩擦が大きくて収めにくくなりました。

結論。BlackBerryに似せず、最初からこのキーボードで出せばよかったのに。というのが正直な気持ちです。2個も買っちゃって、ユーザーが訴訟問題に巻き込まれただけです。(べつに怒ってはいないですけど。)でも、TYPO→TYPO2で各所確実に改良されていますので、新たにTYPOシリーズを買いたいというかたにTYPO2、ちゃんとお勧めできます。

※日本国内で、いわゆる「技適マーク(=技術基準適合証明)」の無い装置を運用することは電波法に違反します。本エントリーは、技適の認証を受けていない機器の日本国内での利用を勧めているものではありません。また、本エントリーの読者様等が各国の法律に反して装置を使われても、本エントリーの著者は一切責任を負いません。

関連記事「TYPO2。日本語入力を少し快適にする工夫

→ [ typokeyboards.com (TYPO公式サイト) ]