近年のBluetoothスピーカー・ブーム。きっかけのひとつとなった製品「JAMBOX」シリーズ。そのバリエーション「MINI JAMBOX」を入手しました。(登場から1年以上経ってはいますが。)
左:JAMBOX 右:MINI JAMBOX
「JAMBOX」とは?
「高音質のパワーアンプ&スピーカー+低音を強化するユニット+充電池+Bluetooth通信機能」これらを極めてコンパクトなサイズにパッケージングした「Bluetoothスピーカー」。デスクトップで使えて、スマートフォンやパソコンなど接続対象を選ばない外部スピーカーとして人気が高まり、各社から同種の製品が次々に登場しています。米国JAWBONEの製品:JAMBOXは、オーディオアクセサリーらしからぬ洗練されたカタチと(内蔵充電池をパッシブ・ラジエータの部材の一部に使う特許構造による)サイズからは想像できないパワー感のある低音で「Bluetoothスピーカー」というジャンルを作るのに大きく貢献した製品ではないかと私は思います。
「MINI JAMBOX」の登場
2010年11月のJAMBOX発表から2年10ヶ月。大幅な小型化がなされた MINI JAMBOX が登場しました。横幅と高さはJAMBOXとほぼ同一。奥行きが4割近く削減されています。MINIの名が冠されていますが実質JAMBOXの後継機となるでしょう。JAMBOXの、サイズの割に豊かに出ていた低音はMINIでは少し控えめに。しかし高音域はクリアな音質に改善されています。低音を過剰に膨らまさないぶん歪みが少なくなったMINI JAMBOXの音は、これはこれで好感が持てるものです。対象機器とはBluetoothによる無線接続。しかも充電池で8時間近く稼働しますから、スッキリと全くのケーブル無しで使えるのも良いところ。
写真は両製品の側面を比較したものです。本体を金属メッシュで取り囲むJAMBOXから、アルミのケースに入ったMINI JAMBOXへの変化を見ることができます。JAMBOX では電源ボタンとBluetooth同期をひとつのスライドスイッチで兼用していたものが、独立した押しボタンに変更。私のJAMBOXはスライドスイッチが時々ご機嫌を損ねていたので、有り難い改善箇所です。
これに使おうと思った
なぜにいまMINI JAMBOXか? こたえ。Blackberry Passportに添えてみようと思ったのです。Blackberry Passportは「自宅待機」時、その画面サイズが動画の再生にぴったり。ならば、さらなる再生クオリティ向上のために音を補強してあげようと考えたわけです。以前に拙ブログでご紹介したワイヤー式のスタンドにPassportを立て、手前にMINI JAMBOXを平らにして置くと、もくろみどおり画面と音場がぴったりと一致しました。
Passportの手前にMINI JAMBOXを寝かせて設置。MINI JAMBOXがスリムだからこそ可能なレイアウトです。実際には、MINI JAMBOXは自己から発する低音振動があるので、本体の下にゴムシートか何か柔らかい物をひとつ、はさみたいところです。
この方法はPassportに限らず、iPhoneやiPadなどスマートフォン,タブレット類にも使えます。音が補強されると動画の楽しさがグッと高まります。お試しを。
※日本国内で、いわゆる「技適マーク(=技術基準適合証明)」の無い装置を運用することは電波法に違反します。本エントリーは、技適の認証を受けていない機器の日本国内での利用を勧めているものではありません。また、本エントリーの読者様等が各国の法律に反して装置を使われても、本エントリーの著者は一切責任を負いません。