和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

ニコンD7200を「消極的計画買い」しました。

  

きょうは読者さんを置き去りに。私にとっては息抜きの回です。先日、ニコンのデジタル一眼レフカメラを購入しました。その時のお話をだらだらと書いてみます。あとで追記もするかもしれません。

 

・私の場合いつも「消極的計画買い」?
・今回、ニコンD7200を購入
・でも期待以上の製品でうれしかった

 

T教授が「アスキー.jp×デジタル」で連載中の「戦略的衝動買い」。新しい製品をいち早く入手して詳報する人気のシリーズは私も楽しみにしています。信頼文具舗で販売しているミミックを紹介してくださったこともありました。

 

ascii.jp

かたや私の場合、衝動買いをすることはあまり無くて、いつもじーっと様子を見て、ひととおり落ち着いたところでそっと手を出すパターンが多いと思います。特にカメラについて最近は(趣味性を伴わないという意味での)仕事の道具であって、「壊れたら買う」とか「前後数年間の状況を見据えて買う」感じになっています。T教授のキーワードを元に造語するならば「消極的計画買い」という言葉がぴったりな気がします。

 

そういった背景を踏まえつつ先日、ニコンのデジタル一眼レフカメラ:D7200を入手しました。

f:id:wabysprg:20160403032035j:plain
Nikon D7200

 

デジタル一眼レフのカメラって乱暴に言えば、最初の1台目は何も考えずに買うことができるのですが、2台目・3台目の買い替えとなりますと、それまでの機種と新しい機種との間の機能的な差分を配慮したり、所有レンズのしがらみがあったりと、機種選びは意外と面倒になります。ニコンだけを見ても、どれも黒くて似たような外観ながらそれぞれに特徴があって、機種選びは慎重にならざるをえません。

とは言え、撮影対象は小さな筆記具やノート類。ライトボックスの中でスピードライトを多灯でめいっぱいに焚き、三脚も使わず手持ちでバンバン撮るという急ぎ仕事。アウトプットも横幅600pixel程度の画像。ですのでハイエンドな機種は不要。クルマで言えばカローラやフィットのようなポピュラーな製品でも大丈夫です。

 

今回は、この4月下旬にシリーズ最上位機種となるD500が発売開始されるなか、約1年前に登場したモデルの購入です。D500は私には価格が高すぎました。スタート時の実売予価がカメラ本体のみで23万円超。D7200のスタート時の1.75倍。優秀なカメラを搭載したiPhoneやスマホの登場によって、趣味性の高いデジタル一眼、特に中~上級機については各社が価格帯を上昇させている傾向にあるようです。

 

私は

・手持ちで軽いニコンDXフォーマット
・スピードライトのワイヤレスライティング
・(ペンタミラーではない)ペンタプリズム装備
・できればポップアップストロボが有り難い

の4条件をクリアしていれば問題はありません。けれども簡単に書いたに思えるこれら条件をすべて満たすのは、2年前のD7100か1年前のD7200しか無いようです。

 

f:id:wabysprg:20160407035913j:plain

 

昨年、D7100とD7200の違いについてニコンの開発サイドの人にお話を伺うラッキーな機会がありました。そこで教えてもらったのは「ペンタプリズムの多層コーティング」と「常用感度:ISO 100~25600」という違い。これらだけでD7200を買う価値ありとの熱いご見解でした。

私としてもペンタプリズムは重視したいですし、センサー感度の大幅向上は少し暗いイベント会場での撮影に苦慮した経験から、有れば欲しい性能でした。

あとはD7200の価格動向のみ。発表から1年が経過した3月頃、底値といった状況に。でも一番のきっかけはD500のスタート実売予価です。これにびっくりし「反動」でD7200をポチッとしてしまったのは否定できません。

 

さて、手元にやってきた本機。畳とカメラ本体は新しいほうが良いと言う感じで、ファインダーもシャッターの手応えも充分に満足です。有り難かったのはストロボ非点灯固定でのオート撮影モードです。この設定にすると、相当暗い場所でも写真が撮れます。博物館等での物品撮影に期待が出来そうです。 

  

続きも書きました:  

blog.sprg.jp