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和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

ニコン D70からD90、そしてD7200へ

二週間ぶりの書き込みですが、前回に続いてまたカメラのお話です。すみません、お付き合いください。

 

・3台目のデジタル一眼レフへ
・使用目的はライティング確保のため
・どれも似た外観ながら着実な進化

 

先日、ニコンDXフォーマット(※注1)のフラッグシップ機:Nikon D500が発売開始され、ニコンユーザーさん達が盛り上がっているようです。でも今回ウチに来たのはNikon D7200です。D70からD90を経て、本機への引き継ぎとなりました。写真はそれらの集合写真です。

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写真の奥側より「D70」・「D90」・「D7200」

 

製品紹介系ウェブサイトの命は画像データ。機材は何を使って、どうやって撮影するかは常に頭を悩ませる問題です。初めてウェブサイトを開いた1997年当時は、文房具のような小さな物に近接して撮影出来る手頃なデジタルカメラはあまり無くて苦労しました。最初はソニーのハンディカム(これはビデオカメラなのに近接撮影機能が優秀だった)を使い、ハンディカムとMacのビデオカードをAVケーブルで直接接続してキャプチャー画像を記録するという面倒な事をしていました。

それからしばらくして、リコーが対象物に1センチまで寄せて撮影出来るデジカメをラインアップし、文房具撮影問題は一気に解決。以降、私はリコーのデジカメばかりを5台買い続けています。

 

しかし、マクロ撮影以外の課題が解決していませんでした。安定したライティング(照明)の確保です。お日さまをアテにすると快晴の午前中以外は撮影が出来ず、でもカメラに内蔵されているフラッシュライト単体では製品がギラついて使い物になりません。セミプロ用の照明機材を買ってはみたものの、場所を取り過ぎますし設置も片付けもひと苦労です。

試行錯誤の末、外部フラッシュライトをリモート制御しての撮影という合理的な方法にたどり着きました。ライティングの詳しい構成は非公開で申し訳ないのですが、当時リモート制御が一番簡単に出来るのがニコンのD70だったというわけです。D70はとてもヒットした機種で、ニコンのポピュラーなデジタル一眼レフとしてひとつの流れを確立した名機と言って間違えは無いでしょう。

 

その後、信頼文具舗の製品撮影にも大活躍したD70でしたが、残念なことにグリップ部分が経年変化で溶けてベタベタ・ボロボロになってしまいました。それで気分が萎えてしまい、息子のD90をしばらく借りることに。

D90はD70の約4年後に登場した機種です。両者の間にいくつかの機種が登場していますが流れとしては後継機にあたります。進化の早いデジタル機器だけあって新しいモデルは使い勝手から画質まで全てにわたって改良が施されていました。一番良かったのは、ちゃんとペンタプリズム(※注2)を採用していた点。D70ではペンタミラーでしたから、ファインダー内の見やすさは格別です。

D90を借りる代わりにということで、このとき新たに追加したのがマクロレンズ「AF-S Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」です。

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AF-S Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

 

これは対象物に極めて接近させての撮影が可能な単焦点レンズです。筆記具などの小さい製品を正確かつ美しく撮ることができます。また一般的なズームレンズよりも小型軽量なため、長時間の撮影において手指や首が疲れないメリットもあります。

 

その後、短くはない期間D90を借りていたのですが、タイミングの良いところで新しいモデルを買わないといけないので、前回の記事のとおり値ごろとなったD7200を入手したわけです。

D7200もD70やD90の後継機と言って間違えありません。要するに私は同じクラスの製品で何度もカメラの置き換えをしているわけです。D7200はD90と同様、ペンタプリズムを採用。そのほかファインダー内表示の見やすさやホワイトバランスの正確さ、低照度時の画質などD90と比較してもさらに大幅な進化を遂げていて本当に驚きです。

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Nikon D7200

 

D7200についてのあれこれは前回の記事をご参照いただくとして…今回もレンズの追加がありました。「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G」です。下の写真はこれまでの40mmと今回の35mmを並べた様子。

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AF-S Micro NIKKOR 40mm f/2.8G と
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G

 

40mmと35mm(※注3)とで5mmしか違わないだろう?とのお声があるかもしれませんが、これらはDXフォーマットのレンズなので、35mm換算(※注4)すると60mmと52.5mm。…屋外撮りとして使うならば目的が異なるレンズになります。

そしてこの35mmは、開放絞り値:f/1.8Gの美しいボケ味が出るレンズとして、しかも実売3万円を切るという、ニコンの名物レンズのひとつでもあります。

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ピント合わせに従ってレンズが伸縮する40mm。しない35mm。

 

35mmの画角もさることながら、短い全長も魅力的。コンパクトなD7200に装着すると、写真のとおり「コロッ」とした可愛い姿に・・・じつはこれをやりたかった!

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AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G 装着時の D7200

 

(35mm換算の)52.5mm。昔で言うところの「標準レンズ」です。「風景を広く」ではなくて「風景を切り取って」撮る感じ。けっこう難しいのですが、これでしばらく、街撮りを楽しんでみようと思います。

 

 

(※注1)DXフォーマット:

ニコンのデジタル一眼レフカメラには映像を受信(受像)するセンサーの大きさによって3つのシリーズが存在します。センサーサイズが横24mm×縦16mmのものをDXフォーマットと呼び、DXフォーマット用のカメラとレンズシステムで製品が構成されます。

 

(※注2)ペンタプリズムとペンタミラー:

レンズ正面から入ってきた映像情報(絵図とピントの合い)を撮影者が事前に確認するため、センサーの手前に鏡を置いてファインダーの側に映像情報を取り込みます。その際に映像情報の上下左右の向きと進路を変更させるのに使う部品がペンタプリズムやペンタミラーです。ペンタプリズムにはその名のとおり、特殊な形状にカットされたプリズムが部品として使われています。ペンタミラーではプリズムは無くて複数枚の鏡で代用されます。

 

(※注3)レンズの焦点距離:

ここで記載している40mmや35mmといった数値は「レンズの焦点距離」を示しています。焦点距離が何かの説明は割愛しますが、この数字が大きいほど遠くの物を大きく写すことが出来る望遠レンズへ、小さいほど広い範囲を写すことが出来る広角レンズへと向かいます。

 

(※注4)35mm換算:

ここで記載している35mmという数値は、デジカメ登場以前のフィルム式カメラのフィルムの幅を指しています。カメラの用語や規格は、これまで長い間世の中で広く使われてきた「35mmフィルムカメラ」を基準にしている場合が多いです。35mmフィルムカメラのフィルム上の受像サイズは、そのほとんどが横36mm×縦24mmと一定でした。いっぽうデジカメは、映像を受像する「センサー」のサイズにいくつもの種類があります。センサーのサイズが違ってしまいますと、たとえ同じ焦点距離のレンズを使っても「出来上がった写真の望遠や広角の度合い」に違いが出てしまいます。このため表現を統一するための頼りとして「もし35mmフィルムカメラの頃のレンズとして見なしたらこれ位の望遠ぐあい・広角ぐあい」と共通認識できるようにすることを「35mm換算」と呼んでいます。ニコンレンズの場合、DXフォーマットのレンズの焦点距離にざっくり1.5の数字を掛けると35mmフィルムカメラ用のレンズの焦点距離に換算できます。

 

ニコン公式ページ「FXフォーマットとDXフォーマットの違い」

  

コロッと可愛い35mm

 

超近接撮影も可能な40mm

  

このあとストラップを交換しました。

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