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和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

iPhone「ヘッドフォンジャックアダプタ」の音質を確認してみた

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拙ブログで前回、iPhone7シリーズのヘッドフォンジャックが廃止されたことについて少し触れました。その後まもなくに息子がiPhone7を買ってきましたので、さっそくいま注目の「ヘッドフォンジャックアダプタ」を借りて音質を試してみました。  

 

・小さなアダプタにDA変換回路を内蔵
・iPhone6sでもiOS10にすることで使用可能
・「ほんの少し解像感に欠ける」音質?

  

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APPLE ヘッドフォンジャックアダプタ  

  

アップル純正のパーツ「ヘッドフォンジャックアダプタ」は、写真のとおり全長80mmほどの変換ケーブルです。片方がLightningプラグ、もう片方が3.5mmステレオヘッドフォンジャックになっています。ヘッドフォンジャックが廃止となったiPhone7およびiPhone7plusに同梱されています。これによってiPhone7シリーズでも、ケーブルのあるヘッドフォンを接続することが可能になります。  

アップルとしては「有線ヘッドフォンで聴きたいユーザーはアダプタを使え!」ということですから、こんな小さな付属品ではありますがヘッドフォン・フリークにとってアダプタの完成度は当然気になるわけです。

  

小さなアダプタにDA変換回路を内蔵

Lightningコネクタはデジタル信号を送受しています。音声信号も例外ではなくデジタル形式です。いっぽうの3.5mmヘッドフォンジャックからはアナログ信号が吐き出されますので、こんなに小さいアダプタの内部で音声信号のDA変換(デジタル→アナログ変換)が行われていることがわかります。 

つまりヘッドフォンジャックアダプタの音質確認とは、このアダプタに内蔵されたDAコンバーターの能力を確認する行為になります。  

  

iPhone6でもiOS10にすることで使用可能  

本アダプタはiOS10にアップグレード済みのiPhone6sシリーズでも使えます。ヘッドフォンジャックを備えているiPhone6sであれば、iPhone本体のDAコンバータとヘッドフォンアダプタのDAコンバータとを比較出来るのです。どなたかのブログによりますとiPhone6s/7間のデジタルの切り口での音質に差は感じられないとのことでしたので、iPhone6sを用いての比較はヘッドフォンジャックアダプタの能力を知るのに多少なりとも意味があるということになります。  

    

「ほんの少し解像感に欠ける」音質?  

まずはiPhone6s本体にヘッドフォンを直接つなげて。つぎにiPhone6sのLightning端子にヘッドフォンアダプタを接続し、同じヘッドフォンで音質を確認します。ヘッドフォンのインピーダンスは70Ω、iPhone6sのOSはVer.10.0.2です。 

ざっくりと聴いた限りでは、私の耳には両者の違いはあまり感じられないものでした。量感変化の激しいジャズ系のライブ盤でも破綻無く鳴っています。

しかし録音の良さそうなピアノソロを聴くと、音の細かい「描写」についての違いが少し見えてきます。ピアノ内部の弦の響きの明瞭さ・つややかさについてはiPhone6s本体のジャックからの音が私の好みでした。アダプタ経由のほうがほんの少しだけ解像感に欠けるような気がします。  

私のヘッドフォンは音質は良いものの再生帯域は狭いほうなので、いわゆるハイレゾ対応のヘッドフォンですと結果はもっと違うのかもしれません。ただ、iPhoneに付属のEarPod程度でしたら、その差は分からないのではないでしょうか。  

不思議なのは、アダプタを抜き差しするとその時ごとに音質が変化する(気がする)点です。接点不良とかではなく音の明瞭度の変化です。まだ「気のせいなのかな?」という程度なので、この点についてはもうしばらく試してみます。  

  

結論。こんなに小さいDAコンバータをよく作ったなぁという気持ちです。まだしばらく聴き込んではみますが、私としては音質的にはそれほど気にはなりませんでした。街なかの雑音もありますし。問題はアダプタを介する煩わしさと見た目の悪さ(=スマートではない)かな。

けれども、もしほんの少しのマイナス要素でもあれば、オーディオにうるさい人からは「使いたくないもの」とのレッテルを貼られてしまいます。解決策としては、音質の良いアダプタがどこかから出れば良いのであり、そういった製品は早晩、サードパーティーから登場するだろうと思います。  

 

(※今後の試聴結果により記述内容に手を加える可能性がございます。)