和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

「マルマンフェア2016」におうかがいしてきました

スケッチブックやリングノート、ルーズリーフでお馴染みのメーカー:「マルマン株式会社」。毎年秋に開かれる取引先向けの展示会「マルマンフェア」におうかがいしてきました。今回はそのミニ・レポートです。(会場内はマルマン様に許可を頂いて撮影しました。)  

  

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会場となった五反田「東京デザインセンター」、エントランスのサインボード。marumanのロゴマークに画紙のテクスチャーが重なっています  

  

マルマンフェアは主に、年末から来春にかけて発売が開始される新製品の発表の場になっています。会場に入り最初に目に飛び込んできたのは、天井から吊るされた「Maruman Loose Leaf」の巨大なプレート。今回は特にルーズリーフ関連商品がテーマになっていることが分かります。  

  

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天井から吊るされた巨大なプレートには「Maruman Loose Leaf」の文字が  

  

最初の展示はマルマンの基幹製品のひとつ「書きやすいルーズリーフ」のフルラインアップから。なんとパッケージがリニューアルされています。これまでの適合筆記具を記したグラフィック類は無くなり洗練されたデザインに。親しみやすさは少し薄まったかもしれませんが、まるでルーズリーフが「学童・学生文具から一歩抜け出た」ことを宣言するかのような大人っぽい雰囲気に。個人的には好感が持てるものです。

  

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「書きやすいルーズリーフ」が新しいパッケージに  

  

ルーズリーフには他にも大きなニュースがあります。「クロッキーリーフ」と「画用紙リーフ」の登場です。クロッキーリーフはクリーム色の用紙。画用紙は並口紙が採用されています。スタート時からA4,B5,A5判(画用紙はミニサイズも)が揃い、12月から発売開始とのこと。「絵を描くことにスポットを当てた製品(→マルマンのリーフレットより)」、楽しみです。  

  

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「画用紙リーフ」・「クロッキーリーフ」の登場も大きなニュース  

  

ルーズリーフを綴じる「ファイルノート」にも複数の新製品や試作品が出ていました。写真はソフトな素材で丸めたり表紙を容易に裏返すことが出来る「クルフィット(KURUFIT)」。すでに一部は店頭に並んでいますが、今回はこのシリーズのA5サイズが登場とのことです。手頃な価格(¥380.+税)なので、クリアフォルダのように気軽に使えそうです。  

  

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スリムで軽くてソフトな「クルフィット(KURUFIT)」  

  

ファイルノート&バインダーの新製品、ふたつめはこちら。リネン素材を使った上質なハードカバータイプのバインダー「プラシード(PLACIDE)」です。

・・・これにはちょっとびっくりしました。リネン素材は、かつて私が少しだけマルマンさんのお手伝いをしていた頃に一度要望を出したことがあるからです。マルマンでは昔(ざっと30年以上前)、手触りの良いリネンのハードカバー・バインダーを作っていました。重厚な佇まいゆえ用途は絞られますが、大人だったらこういうノートを使いたいと思ったものでした。それが趣味の良いカラーとスクエアなデザインをまとっての登場。とてもうれしいです。  

  

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フランス産リネンを採用のハードカバー・バインダー「プラシード(PLACIDE)」 

  

本製品も上質かつ、カッチリ・シッカリとした手応えのあるものですが、注目なのは表紙の開閉がとても軽いところです。リネンカバーの中にある芯材の、表紙・背表紙・裏表紙がそれぞれ別体のパーツになっているらしく、カバーの開閉操作に抵抗感は無く、デスクの上ではカバーが180度平らになり、しかもカバーを裏側に折り返すことも出来るのです。

リーフレット(配布資料)には「大人のためのバインダー」の一文が。これまで文房具でも、それ以外のジャンルでも「大人の」と言われながらそうでも無いものは数多く見てきましたが、本品についてはキャッチコピーに偽りは無しであると思います。今回の私からのイチオシは「プラシード」にて、宜しくお願いします。

  

 ルーズリーフ関連製品以外にも新しいものが幾つか出ています。見た目で印象的だったのはこの小さなステノパッド(上綴じノート)、「レクセル(RECCER)」です。

  

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美しい配色が見どころの「レクセル(RECCER)」  

  

これまでマルマンだけでも多くの種類がラインアップされていたポケットタイプのステノパッド。しかし今回の製品は、グレー系の階調を基本カラーにしたスタイリッシュな表紙が特徴です。さらにカバーを開くと各表紙色毎に丁寧に調整されたイエロー/ライトグレー/ベージュの色ページが現れ、こんな小さなメモ帳でありながら、ほどよい上質感を味わえる趣向になっています。

意識的に「カッコよくデザインされた」ものでありながら、けっして出しゃばりすぎないロゴ類やページレイアウトなどの各要素を見るに、最近のマルマン製品の商品開発の確からしさを感じるところです。  

またレクセルは、今回はA7変型&B7変型のふたつのバリエーションのみの発表ですが、今後はマルマンのビジネスノート系のブランド「ニーモシネ」に並ぶ、メモ系製品群のブランドとして育ってゆくのかもしれません。  

  

 ほかにもまだ新製品・試作品が出ていたのですが、あとは登場してのお楽しみということで。

 

さて今回のフェア、来場者には受付にてマルマン・バインダーのハイライン「ジウリス(GIURIS)」のA5サイズが一冊ずつ渡されました。これを手に会場に入りますと、マルマンのルーズリーフ関連アクセサリのほぼA5サイズ全商品(ノート用紙もポケットリーフなども)が整然とディスプレイされたとても長いテーブルがありまして、なんとここから好きなだけジウリスに綴じて持ち帰ることが出来るという、夢のようなプレゼント企画が開催されていたのです。

   

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ジウリスと様々なアクセサリーをその日から試せるうれしい企画  

  

今回、私に同行して頂いたSさん(東京小猫商会のメンバー)は、偶然にもA5ルーズリーフ&ファイルノートのヘビーユーザー。さっそく頂いたジウリス&アクセサリを活用されているとのこと。後日、Sさんからお送りいただいたお写真をこちらでご紹介する予定です。