先日、「古いけど四角いサーキュレーター、要ります?」と言われ、現地に向かいました。
「四角いサーキュレーターって何だろう?」と思いましたが、実物を見て「これ見たことがあるタイプだ!」と納得しました。平面型のサーキュレーターという感じでしょうか。
ざっくり、1980年頃の製品。箱から出すとそれなりに樹脂に日焼けとかあって、でもビンテージと言うにはまだまだ早くてという世代の家電製品です。
カチッと動作する機械式押しボタンスイッチなどは、昨今ホームセンターに並んでいるタッチスイッチの扇風機には無い良さがあります。
取扱説明書の表紙をご覧いただくと理解が深まると思います。ところでこの絵、パースがめちゃくちゃですね(笑)。
本体は薄型ですが、この表紙の絵でお察しのとおり前面のルーバーが回転して広範囲に風を届けてくれます。せっかくなので動画も撮ってみました。
掃除していて気づいたのですが、この前面のルーバーは単純な斜め羽根では無いのです。羽根の片方は風を曲げる向きに大きく傾斜していますが、もう片方にゆくにしたがって角度は浅くなっています。つまり、中央への送風は確保しつつ、風が拡散するような設定になっているのです。なるほど。
さらに撮影のため本体を横にしたら、足の中に格納式の黒いピンが内装されていました。このピンを出すことでファン本体がグッと上方に向くようになるのです。
などと、あれこれ判明するうちに段々といとおしくなってしまい、本体から羽根まで、しっかりクリーニングして使うことにしました。サーキュレーターがあるとエアコンの温度を一度上げても涼しいです。事務所で活躍中!
(古い扇風機は電気部品の劣化などで火災が発生する恐れがあります。私は事務所を空ける時には必ず本機の停止とコンセント外しを実施しています。)
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機能的にこれに相当する最近の製品と言ったら、バルミューダのサーキュレーターでしょうか。先日知人がこれを購入しました。樹脂成型のレベルが高く、写真で見るよりもコンパクトで非常に満足をされているとのことでした。家電製品、特に自宅で使う場合には、リビングルーム全体の雰囲気を壊さないように質感の高い製品を選んだほうが良いかと思います。
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