和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

SPY用のミニノートを作ってみました

6年ぶりに「シーズン4」として登場のマイクロノートカバー「SPY 」( rethink +五十音信頼文具舗の共同開発品)。おかげさまで、熱きSPYファンの皆さんにご好評を頂いています。

  

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rethink 「SPY(シーズン4)」

もともとSPYは ThinkingPowerNotebook の NADD 専用のカバー。NADDは縦7センチ×横3センチの極小サイズのノートながら「ツバメフールス紙」を採用していて、この用紙ならではの個性的な書き味はもちろんのこと、万年筆用インクのテスト用にもおすすめしています。

しかし、必ずしも NADD をセットする必要はありません。たとえば手元の余った用紙でササッと同サイズのノートを作ってSPYで使うのも楽しいかと思います。

  

言うだけではなく、実際に試してみました。むかし雑記用に使っていて用紙が少し余っていたスケッチブックを素材にしてみます。

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スケッチブックからNADDサイズのノートを作ります

写真のスケッチブックはマルマン株式会社の図案シリーズ。品番はS160。ほぼB6判のサイズです。ここから2枚の用紙を取り出します。画用紙のミニノートが出来上がるわけです。

  

用意するのは定規とカッターナイフ、ホチキスは今回の「幅約7センチのノート」を綴じる「ふところ」のあるタイプが必要です。(ホチキス選びについての詳しくは本ページの下端に記しました)写真左上の白い製品は用紙のカドを丸くカットするパンチです。これは無くてもかまいません。

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ミニノートを作るための材料と道具

まずスケッチブックから2枚の用紙を切り取ります。この用紙には表裏(=ウラオモテ)があります。表裏は目視や手触りで確認できます。ですので以降は表裏が揃うように留意して作業してください。

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用紙2枚で32ページのノートが作れます

用紙をカッターナイフを使って写真の大きさに切り出します。大きさは個人の好みで微調整してもよいと思います。今回はノート製作の工程が分かりやすいサイズということで単純に30mm×160mmにします。

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用紙を30mm×160mmに切り出します

ノートの長手方向の幅は最終的には70mm(開いて140mm)に仕上げますが、用紙を綴じた直後に生じるノート端面の不ぞろいを切断して整えるため、まずは160mmで切り出すのです。

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ノート用紙の中央をホチキスで仮綴じします

出来上がった計8枚の用紙を重ね、中央部分をホチキスで仮に綴じます。次に綴じた部分を中心に用紙をグッと二つ折りします。そうすると当然、用紙の綴じていないほうの端面が不ぞろいになるので、ここをキレイに切って整えます。

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用紙の端面をキレイに切って整えます

裁断機があれば簡単にこの面を整えることができますが、カッターナイフで丁寧に位置合わせして切っても大丈夫です。ここを整えると見た目がグッとノートらしくなります。

  

ノートの表紙も作ります。SPYは革のポケットにノートを差し込んで使うため、それに耐える厚手の紙の表紙が必要になるからです。今回は古い図案スケッチブックの表紙を切り出して使ってみました。

SPYのポケットに上手くセットできるよう、表紙の大きさは28mm×138mmにしました。

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今回はスケッチブックの表紙を切り出してノートの表紙に

ノートの表紙をSPYのポケットに差し込みやすいよう、用紙のカドを丸くカットします。写真の白い製品は無印良品のものです。そのほかには、サンスター文具の「かどまる」や「かどまるPRO」という商品が全国的に入手しやすいと思います。

  

ノートの用紙にこの表紙を付けるため、いったんホチキスの針を取り外します。

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表紙を付けるため仮綴じしていたホチキスの針を外します

写真のような専用のホチキス外しが無くても、家によくある普通のホチキスの尾部にホチキス外しが備わっているものもあります。 

さきほどと同じホチキスを使い、いよいよ「表紙+用紙」で綴じます。ところで今回の「厚紙表紙+用紙8枚」だけでも、ホチキスの針は家庭で広く普及している「10号ホチキス針」では難しいことが分かります。10号では針の長さが足りないのです。ノートを作りたい場合には10号よりも大きい針(日本では「35号針」や「No.3針」、海外では「26/6針」などがあります)を採用したホチキスをおすすめします。

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できあがった画用紙のミニノート

「SPY用、画用紙のミニノート」が出来上がりました。

写真から、表紙は用紙よりも少し小さめなのが分かります。これはSPYに表紙を差し込みやすくするためです。さっそくSPYにセットしてます。

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SPYの片方のポケットにミニノートをセットした様子

今回は「SketchBOOK」のロゴ部分を表紙に使いましたが、こうしてもSPYの丸窓からは「S」しか見えません。ですので表紙は無地の厚紙を使い、丸窓の位置に合わせて何かのイラストやロゴを配しても良いと思います。あとはマステを活用しても楽しいかもしれません。

(「こんなミニノート作りました!」も、教えてくださいね)

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慣れれば短時間で出来ます。皆さんもお試しを

SPYはとても小さな製品ですが、「いつでも紙を持ち歩きたい。紙を身に着けていたい!」という要望をかなえてくれる、文房具ファンの護符(ごふ)のような存在です。しかも上質な仕上がりなのでバッグに付けても引き立ちます。

このSPYに皆さんの一番好きな用紙をセットできたら、さらに愛着が増すと思います。

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上質なSPYはバッグも引き立つアクセサリー

  

    

・追記(ホチキスについて):

最近は自分でノートを作りたいという人が増えていて、ホチキス綴じならば専用のホチキスがあります。さきほどもご案内したとおり、10号針タイプですと綴じられるページ数に限りがあるので、できれば「35号針」、「No.3針」、「26/6針」のいずれかの針を採用したものを。それでも安価な製品は千円台です。本日確認した限りでは以下の商品が Amazon には出ていました。

   

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