和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

ミニマグライト2AAAは軽量かつ高輝度の安心ツール

ひさしぶりにフラッシュライト(懐中電灯)の話題です。

  

防災意識の高まりから日本のホームセンター等でも数多くのフラッシュライトが並ぶようになりました。一部のマニアには、軍用にもなりそうな超高輝度かつ、いかつい外観のモデルを求める向きもあります。

私としては「レストランで食事中に突然停電して店内が真っ暗になった」という怖い経験から、外出時でも常に携行できる「身近な光」を探しています。これまでも「ストリームライト」や「サンウェイマンD20A」、「ペツルのe+lite」といった小型軽量モデルを使ってきました。

今回の購入は「MINI MAGLITE」の「2-CELL AAA」。つまり、2本(=2-CELL)の単4電池(=AAA)を使用する、ポケットサイズの製品です。

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"MINI MAGLITE® 2-CELL AAA"(手前が現行モデルのLEDタイプ)

MAG-LITE®(マグライト)は米国のフラッシュライトメーカーの老舗です。細身のスタイル。つややかに加工されたアルミ合金製のボディー。この基本デザインは昔から共通で、収容する乾電池のサイズと本数(=ライトの明るさに反映)によってバリエーションがあります。

米国では昔からさまざまなフラッシュライトが製造・販売されていて、なかでもマグライトはヘビーデューティー系の代表のようなシリーズです。アメリカの映画やニュース番組では、警察官がこん棒のように大きなマグライトを背負うようにして手にするシーンを時々見かけることが出来ます。

いっぽう今回購入した「MINI MAGLITE」は、マグライトのイメージを備えつつも、どちらかと言うとホビー向けモデルです。しかし以前は光源が豆電球(キセノン球)で、せいぜい手元を照らす程度の能力だったものが、近年のLED化によって輝度も光量もとてつもなくアップし、通常のマグライトシリーズと遜色の無い能力を備えてしまっています。

  

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豆電球モデル(左)とLEDモデル(右)

旧型の豆電球モデルも使っていました。LEDモデルとくらべると、見た目はほんの少し全長が長くなったくらいの違いでしかありません。しかし照射される光の違いはこのとおりです。

  

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白く、極めて明るく、そして驚くほど広く照射するLEDタイプ

これが同じサイズの製品なのかと疑いたくなるくらい、光源のLED化によって中心部の明度も全体の光量も大幅にアップしました。ざっくり50倍くらい凄くなった感じです。

なお、のちほど登場する「ストリームライト」(7年ほど前に購入)も同じLED光源で単4電池2本ですが、それと比べても5倍くらいの明るさ。つまりLEDも改良が続いていることになります。(※ストリームライトの最新モデルは、私が使っている製品よりも明るいLEDを備えているようです)

  

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LED化されても「ランタン」機能はしっかり継承

シンプルな外観のMINI MAGLITEですが、先端部分を外すとランタンになるというワザがあります。これはLED化されても継承されていて、本製品の大きな美点です。これ1本持っていればキャンプや万が一の際に空間全体を明るく照らし出すこともできます。

  

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(左から)SUNWAYMAN D20A / MINI MAGLITE / STREAMLIGHT



赤色LEDを備えたサンウェイマンD20A(→残念ながら生産終了)は単3電池2本タイプ。コンパクトなのにパワフルで多機能。いまも私にとってメインのフラッシュライト。しかし総重量が167グラムと少し重く、できればクルマでの移動で持ち歩きたい感じです。それに対し、輝度を4段階に制御できるD20Aの、上から2番目位の明るさを叩き出すMINI MAGLITEは50グラムを切る軽さ。フラッシュライトは軽さも性能のうち。あなどれません。

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MINI MAGLITEにはネックストラップが似合う

MINI MAGLITE は購入時に着脱式のクリップが付属しています。でも筆記具と同様、クリップ類があまり好きではない私としては、ネックストラップをセットしたい気持ちです。

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ネックストラップを使った様子

フラッシュライトのレジェンドとも言えるマグライトがLED化され、しかも思っていた以上の明るさ。そして単4電池モデルは超軽量。今後、電車での持ち歩きには、これとペツルe+liteの組み合わせにしようと思います。

  

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電車移動時のフラッシュライトは、これらふたつに

ところで、サンウェイマンD20Aの後継モデル、出ないかなあ。

  

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