本革のノートカバー:「ごらんFW」が人気です。 いや、あえて「一部の人に」と付け加えておきましょう。
ごらんはもともと「海外旅行でのガイドブックとノートを入れるためのカバー」そして、「ガイドブックを持ち歩いていると周囲に知られ、旅行者と思われないため、それを隠す」という用途で作られた製品です。
本品、そうしたシンプルな方向をめざしているため、革製ノートカバーでよく見かける細かい名刺入れや小物入れの類は備えていません。けれどもそのことが、これまで多くのノートカバーあるいは革小物を使ってきた玄人(?)さん達の目に留まり、規模は小さいながらも力強い人気につながっています。
私はごらんFWを使い始めて1年が経過しました。本製品の用途「中身を頻繁に入れ替えて使う」を実践し、毎日の生活の大切なツールとなっています。まずはデスクでの使われ方から。
デスクでは「クレールフォンテーヌの製本ノート(5ミリ方眼罫)A5」を装着し、ペンホルダーには「ミミック」をセット。日々のお仕事の記録をつけています。基本的に文字は右側のページに記入。ざっくりとした絵や落書きを左側に描きます。希望のかたに私のノートをお見せすると「いつもWEBで見るページの実物を見るとドキドキする」という感想も頂戴しました。デスクにごらんFWが置かれると、とても落ち着いた風景になるので不思議です。
外出先ではスリムなノートを1冊と書籍をはさむことも。写真は最近出たばかり「なかむらるみ」さんの「おじさん追跡日記(文藝春秋)」。落下に注意すればタブレット端末を巻いても良いと思います。ごらんFWはA5サイズのノートに適合。ノートの表紙をセットする部分には表面が滑らかな豚革を当てていますので、頻繁なノートの出し入れも簡単です。
そして、「ごらん」と「ごらんFW」との違いはカバー表側のスリムなスリットです。ここに短辺綴じのノートを一冊、セットも可能。私はパピラスのステノパッド「ゲレーロ(中サイズ)」を。ここにTodoリストを記入しています。ゲレーロは4ミリ方眼罫。三菱のシグノRT1(0.38ミリ)で快適に記入。
シンプルなカバーをベースに、その日に必要なものをアドオンした風景。「ごらんFW」。これからも「よく分かっている人」に使っていただきたい製品です。
追記(2019年12月29日): 記事を一部修正しました。それにともない、2019年の「はてなブログ」のガイドラインに従い、タグに「PR」を追加しました。