和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

息を呑む美しさ「BlackBerry Passport」がやってきた。

箱から出して ・・・息を呑みました。

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BlackBerry社のスマートフォン「ブラックベリー・パスポート」です。

BlackBerry社の前身はRIM社(Reserch In Motion Limited)。カナダのページャー(=文字表示型ポケットベル)の通信事業社でした。その後、操作性の良い超小型サイズのキーボードを備えたポケットサイズの携帯電話端末「BlackBerry」を開発しました。これが世界的なヒットとなり会社は急成長。一部の機種はdocomoでも取り扱いが行われ、日本にも多くのファンが生まれています。

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( BlackBerry Passport と BlackBerry Bold )

そもそもブラックベリーは、キーボード付き端末とRIM社が提供するワークグループシステムとのセットでの使用が(ブラックベリーの能力を最大限に発揮できるという意味で)前提であり、そのシステム契約を結んだ大口の企業ユーザー向け端末という意味合いが強いものでした。

私もこれまでにdocomo版のブラックベリーを使ったことがありますが、あくまで個人用途であって、ワークグループシステムとは無縁でした。それでもなお、小さいのに使いやすく特徴的な「物理キーボード」を有する携帯電話端末の存在は、私のようなキーボード・ファンにとって有り難いものでした。

近年では経営不振から存亡の危機に直面しているらしいBlackBerry社。しかしここ最近になって、OSの刷新や新機種の投入によって一定の話題が出てはおりました。そして今年、BlackBerry社が巻き起こした(私にとって)一番のサプライズが、この四角く大判の端末「BlackBerry Passport」の発表です。

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虚飾を廃した「静かな」外観。手で触れるとひんやりと冷たい、スリムな金属製フレームに守られた品質感あふれるボディ。他社のスマートフォンの進化に圧倒され、私を含め長くつらい思いをしてきたであろう、ブラックベリーファンが泣いて喜ぶような美しいプロダクトの出現です。

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取扱説明書の冒頭に掲げられた、パスポートの本体の作りに関する記述:「現代的建築物の鉄骨構造にインスパイアされた・・・」の一文に気持ちが高まります。

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ブラックベリー風のキーボード付きケース「TYPO2」を装着したiPhone5sとともに。・・・欲しい人には欲しい。要らない人にはその価値がまったく理解出来ないであろう「物理キーボード」。でもこれだけ美しいカタチで提案されましたら、心が揺らぐ人もおられるのではないでしょうか。

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ブラックベリーパスポートについてはこんな感じのようです。 ・最初からOSに日本語表示機能と日本語テキスト入力機能が備わっている。 ・日本語表示に使われているのは、いわゆる「中華フォント」。 ・日本語ユーザー辞書登録は有る。ただし少々クセがあり。 ・docomo SIM では mopera U 経由で動作するらしい。 ・一部のdocomo系 MVNO SIMで動作するらしい。 ・OCN モバイル one 音声対応SIMで、データ,SMS,音声がOKらしい。

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※ブラックベリー・パスポートとそのアクセサリーについては、海外ガジェットとアクセサリーのオンラインショップ「Jetstream Shop」様のお世話になりました。

※また、ブラックベリー・パスポートについての関連情報は「Jetstream BLOG」様を参考にさせていただきました。( Jさん、ありがとうございました! )

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