和田哲哉・LowPowerStation

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ゼンハイザーHD25にGEEKRIAのケーブルを

オヤイデさん、まさかのケーブル断線

かれこれ10年近く使っているヘッドフォン「ゼンハイザーHD25」(実際には途中自分でユニットを壊してしまい現在は2個目)。昨年のBlue MicrophonesのMo-Fi入手後も「YMO専用ヘッドフォン」として第一線で活躍中です。

しかし2013年6月に換装したヘッドフォンケーブル「オヤイデHPC-HD25」が2年経たずしてまさかの断線となってしまったため、ここしばらくは標準ケーブルに戻して様子をうかがっていました。そもそもなぜケーブルの換装をするのか、それはiPhoneケース「TYPO2」を使用時に純正ケーブルのヘッドフォンプラグがセット出来ないからなのです。音はあまり関係無かったりします。

ケーブルは消耗品ですからね。ただ、同じオヤイデのケーブルを入手しようとしたところ、既に製造販売が終了しているらしく、各所でプレミア価格付きで出回っている状況でした。それで今回は、たまたま見つけた「GEEKRIA」という銘柄のケーブルを買ってみました。

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べつに「開封の儀」をやりたいわけではありません。曲がって貼られたロゴステッカーに、「開封前に不安よぎる」の風景です。

GEEKRIA ?

GEEKRIAの公式サイトにて会社のプロフィールを確認すると、以前に某懐中電灯メーカーのプロフィールで見たような「ギーク集団がファンドし、デザインは北米、生産は中国」といった曖昧な表現が英文で書かれていて一抹の不安がよぎります。香港にオフィスがある様子。

注文すると「CHINAから出荷」のメッセージ。期待半分・不安半分、6日間待って到着。開封するやいなや、「ケーブルの色が違う!」。オンラインカタログではケーブル色が黒のはずが、届いたのは透明ケーブル。そもそも、透明版なんて注文時のカタログには記載がありません。中の銅線がキラキラ輝いています。

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透明被覆+銅線シースルーのケーブル

音はきらびやか。悪くはない。

さてモノの作りはどうか。ユニット側のコネクターは良さそうな部品でサクッと軽くユニットにささります。ステレオミニプラグは自分で工作したみたいに地味なパーツ。まあ、悪くはありません。ケーブル全長は1.2mで持ち歩き用途にほどよい感じ。ただしユニット側ケーブルの「LEFT」が純正のそれよりも長すぎる感じ。この長すぎるケーブルをヘッドバンドに埋め込む位置を2~3回やり直して、バランスの良いところを探りました。

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見た目だけ妙にマニアックになってしまったHD25

音質は純正ケーブルよりもハイ上がり傾向。きらびやか。昔のYMOのライブ版など高音が不足気味の音源が少し元気に聴こえるのは嬉しい。低音の量感は少し減り気味。ジャズなどでは物足りないかも。悪化はしていないのでひとまずホッとしているところです。今後も引き続き、聴き込んでみます。

肝心の所は解決せず。

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前述のとおり、純正ケーブルではTYPO2装着時にヘッドフォンプラグが装着できないため今回のケーブル換装となったのですが、なんとGEEKRIAのプラグも微妙に大きくてプラグ問題を解決できませんでした。残念。

しかし純正よりもしなやかなケーブルは取り回しの良さが大幅改善したので、このままGEEKRIAを使ってみたいと思います。
 
関連記事→ ゼンハイザーHD25SP IIを買ってきました
 
 
2016年1月追記: 残念ながら6ヶ月でケーブルは断線してしまいました。ステレオミニプラグ内の接触不良です。無理な力が掛からないよう気をつけて使っていたのに。いったん純正のケーブルに戻します。