・NECのモバイルルータ「Aterm」使用開始
・セットアップも日常使いもラクラク
・これが「有って当たり前の装備」になりそう
先日購入したNECのモバイルルータ「Aterm MR04LN 3B」の続報です。本機に使用するmicro SIMカードが到着し、Atermの使用を開始しました。
OCNモバイルONEのSIMカードはdocomoのパッケージで到着
前回の記事のとおり、すでにBlackBerry Passportで使用している「OCNモバイルONE」のSIMカードとパケット量をシェアする「追加SIMカード」を新たに契約し、これをAtermにセットします。追加SIMカードはOCN公式サイトで申し込み、その翌々日に到着しました。
BlackBerry Passportが極小サイズの「nano SIM」を使うのに対し、Atermは少し大きい 「micro SIM」の使用が指定です。気をつけたいのは、Atermが「nano SIM+SIMカードアダプタ」での使用を禁止している事です。指定外の使用によってAtermのSIMスロットを破損する恐れがあるそうです。
OCNモバイルONEを使うBlackBerry PassportとAterm
電源を入れない状態での Atermの外観はご覧のとおり、ガジェット心をくすぐる要素など一切見せない、黒くて四角いだけのデザインです。まるで自らの存在を消すかのような姿勢です。しかし電源をオンにしますと生真面目なレイアウトの、機能性に富んだ液晶表示が「出現」します。
Atermの液晶表示。生真面目なレイアウトに好感。
初期設定は比較的簡単です。まずは回線側とWiFi側、双方の必要な情報を入力します。ただし文字入力時などタッチする対象が小さく、液晶保護フィルムを貼った影響もあり、指での正確な入力が難しくてタッチペンのお世話になりました。
液晶画面にはLTE/3G電波の受信状態・WiFi接続端末数・使用データ量・電池残量等が分かりやすく表示されて安心です。この表示、クールとは言い難いものですが、私のような昭和世代がイメージしそうな「秘密基地のアイテム感」たっぷりな風景で悪い気はしません。
一度初期設定をしてしまえば、以降は本体側面の電源ボタンを押す程度の操作だけで使えます。外出時にAtermの電源をオンにしてカバンに放り込めば、電池が切れるまでの12時間(カタログ仕様)、どこに居ても自分専用のWiFi環境が確保されます。
「自分専用のWiFiなんて必要?」と思われるかもしれません。最初は私もそう思いました。ここで実際の使用状況をイメージしてください。多くの人は自宅では自宅のWiFi配下でスマホを使用します。そのまま外出して駅周辺などでスマホを操作すると、いつのまにか「docomo WiFi」などを拾って鈍重なメール受信状態に陥ること、ありませんか?
いっぽう、外出先でそういった余計なWiFiを受信しないようにとスマホを「WiFIオフ」にしたせいで、帰宅後もそのままの設定で自宅WiFiを拾わず、気づくと回線のパケットを消費していたというガッカリもよく経験します。
Atermのようなモバイルルータを持ち歩いていれば、スマホの「設定→WiFiオン/オフ」に触れることなく一日を過ごすことが出来ます。複数の端末を持ち歩く人ほど、そのメリットを感じることでしょう。
電源オフからでもボタンひとつで立ち上がる電池残量表示
私が最近のモバイルルータの常識を知らないだけかもしれませんが、Atermで有り難かったのは電源ボタンをひと押しするだけで表示される電池残量表示の機能です。これはAtermがスリープ状態でも、完全な電源オフでも関係無く表示されます。一度初期設定してしまえばほとんど操作要らずのモバイルルータであっても、唯一気になるのが電池の残量。それがすぐに、しかもパーセント表示で確認できるのは助かります。
そしてモバイルルータの本領。スマホのテザリング機能(=スマホ自体の電池を大きく消費+毎回テザリング機能のオン/オフ操作も必要)に頼ることなく、ノートパソコンを開けばすぐに仕事やブログの更新が出来る便利さ。
じつは以前にも一度、モバイルルータを使っていたことがあります。当時はモバイルルータ本体の機能も回線速度も不十分でしたから、持っているだけ煩わしくて役立たずという結果でした。
そういう経緯もあって、これまでモバイルルータは「無くても平気」という程度の認識でしたが、現在の製品+回線であればこれ一台で大から小まで様々なストレスが解消されることが判り、使い始めてすぐ、私にとって「有って当たり前」の装備になりました。
自らの存在感を消しながら必要な機能はしっかりと提供する。外観と実際の働きとがピタリ一致するAtermは優秀でストレスフリーなモバイルルータではないかと思います。
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