和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

4月12日

タクシーに乗ったところ、春の交通安全週間で都内の交通取り締まりが強化されているという話題に。

今回は歩行者の安全確保に重点がおかれ、たとえば横断歩道内のはるか遠くに歩行者がいるときにでさえも、クルマがそこに少しでも侵入するとアウトという事例が出ているそうです。

交通の実情を考慮しない杓子定規な取り締まりをされてしまう恐れがあり、タクシーの運転手さんも判断が難しいとのこと。

たとえば左折時。赤信号になってもダラダラ渡る歩行者がいたとしても横断歩道内への侵入をためらい、結果的に後ろからクラクションを鳴らされると嘆いていました。

また道幅の広い道路で、中央分離帯に歩行者が退避する「安全地帯」がある横断歩道において、信号の切り替わり目に歩行者が無理に渡るのか、安全地帯に留まるのかの見極めも神経を使うそうです。

歩行者の進路を妨害しなくてもクルマが侵入しただけでアウトとは。

タクシーの運転手さんのなかには、この期間に捕まって「安全週間でなければ見逃すんだけど」と言われた人もいるとか。

クルマが好きな自分でも、クルマの運転をやめたくなる話でした。