和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

「ぺったんこな顔」の小田急MSE

  

ニワカ「鉄ちゃん」シリーズです。小田急には青い色のロマンスカー(指定席特急)があります。この「MSE」です。

  

MSE(60000形)|ロマンスカー|小田急電鉄www.odakyu.jp

  

小田急が乗り入れをしている地下鉄(東京メトロ)区間を走ることを目的にして作られた車両だそうです。地下鉄区間を走れるよう、先頭車両にはトンネル内での緊急時の乗客降車用のドアが付き、そのほかの運転仕様も地下鉄の基準に合わせて作られているのだと思います。

運転本数こそ少ないものの、時間を合わせれば東京メトロ千代田線の大手町、霞が関、表参道の各駅から新百合ヶ丘、町田、本厚木方面に指定席で帰れるのは凄いことだと思います。

  

まずは上のリンク先をご覧いただくと分かるとおり、MSEは程よく傾斜したスタイリッシュな先頭車両が特徴の車体なのですが、反対側の先頭車両は下の写真のような垂直に切り立った「ぺったんこな顔」になっています。

  

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小田急MSE「ぺったんこな顔」の先頭車両

この日は仕事帰りの夜遅い時間帯。とても長い乗り換え待ちの時間が出来てしまったので、たまたま停まっていた「ぺったんこ顔のMSE」を撮影し、ブログのネタにした次第です。

  

MSEには6両編成のものと4両編成のものがあり、特急の種別によって6両だけ(稀に4両だけ)で使う時と、各編成をつなげて10両として運用する時があります。10両で使う時は、6両編成と4両編成の、この平らな顔同士を連結します。連結時は乗客乗員が両編成間を行き交うためのステップと幌(ほろ)が車体から出てきて繋ぐことができ、これが平らな顔の理由になります。

相模大野駅ではMSEの各編成を繋げたり、切り離したりする作業を目の前で見ることもできます。ただし最新の時刻表では休日のみ、それも1日に1回のチャンスとなっているようです。

昔は多くの急行が相模大野駅で連結/切り離しを行ない名物になっていましたが(→小田急に乗り慣れていない人が混乱するという「名物」です)ダイヤの最適化や乗客数の変化によってそういった風景はほとんど無くなりました。いまはMSEやEXEなどの特急がごくまれに相模大野で連結/切り離し作業をおこなっています。その際には作業を見る人が少し集まってくる時もあります。

  

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ひとつ離れた線路なので、間近で全体像を撮影

電車を利用している時の車両の撮影って結構難しいものです。ホームに接した線路に停まっていると台車(=足回り)が見えないですし、ホームドアが設置された駅では電車そのものが隠れてしまいます。スマホですと通過車両にピントを合わせるのも難しいですし。

この日はホームから離れたふたつめの線路で回送車両が待機していたので、珍しく先頭から尾部までスマホのファインダーに収まりました。

MSEは数あるロマンスカーの中でも私が気に入っているモデルです。座席の形状が自分の身体にわりと合っているからです。ただ最新モデルGSEが登場してからは、2位となっています。ちょっと座面が低いので。

ロマンスカーにはこのMSEや先日のGSEの他に、LSE,VSE,EXE,EXE-αと、現役だけで沢山のモデルが走っています。今後別のモデルを見かけたら、またご紹介しますー。

  

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プラレール ライト付 小田急ロマンスカー MSE

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