和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

遠回りしたけど XF27mmF2.8 R WR になった

ニコンユーザーの私が手にしたフジフイルムのAPS-Cミラーレス:X-E4。

  

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本機にセットするレンズについて最初の一本に悩み、まずは純正XF18mmF2を id:masawada さんから借用。次に縁あって?購入したTTArtisan35mm/f1.4cで多くを学び、「そろそろ常用レンズを決めたいな」という機運に。

そんなとき、ツイッター経由でこんなムックを知りました:「澤村徹責任編集・カメラホリックレトロ(ホビージャパン)」です。

  

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「カメラホリック レトロ(ホビージャパン)」

  

表紙には「オールドレンズの新章はじまる」の文字。最新のデジタルミラーレス機にマウントアダプターを装着してさまざまな古いレンズを楽しもうという主旨です。

  

思えば銀座などには中古を扱うカメラ屋さんが複数あり、これら店の前に通りかかるとついついウィンドウを眺めてしまいます。でも私はレンズについて現行品はおろかオールドレンズについての知識なんてありませんから、そんな丸腰の状態でお店に入ったら「ひやかし」以外の何者でもありません。

本書に紹介されているオールドレンズの総本数はそれほど多くはないものの、この世界に足を踏み入れる意義とか、お詳しい皆さんがどのようにレンズを嗜んでおられているか、基本の基本がしっかりと伝わってきます。

  

私の予想(期待?)とは違う所もありました。これを買って読むまでは、無数のオールドレンズが掲載されていて、それぞれにひと言コメントが付いたデータベース本のようなものと思っていたのです。

ところが開いてみますと、全132ページのうち始めの44ページ目までは4人の写真家さんたちによる写真集のような構成になってました。そこに登場しているオールドレンズの総本数は10本ほど。

そのことを知って戸惑ったものの、掲載されている作品はいずれも印象深いもので、気が付くとこれらの各ページを繰り返し見入っている自分がいました。

思えば印刷された写真集を買ったことって、これまでほとんどありませんでした。ウェブブラウザー上で画像データで見ているものと手にできる紙との間にこんなに違いがあったのかと、衝撃。また、ライカファンがなぜライカファンなのかも分かってきたり。

  

本書が伝えようとしているもうひとつの科目:マウントアダプターについての知識もしっかりと得られました。X-E4に取り付けたいレンズの候補に「フォクトレンダーのVMマウント」もありましたから、それだけでも「レトロ」を買った甲斐があります。

  

ただ、最後まで読み終わったところで少し気が変わりました。オールドレンズを組み合わせるのは、私にはまだ少しだけ時期尚早かなと。X-E4にはフジフイルム純正のレンズをセットし、メーカーが用意している現行ボディーと現行レンズの組み合わせで「学ぶ」のが先だろうと思い至ったのです。「レトロ」が私のモヤモヤを解決してくれました。

  

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FUJIFILM XF27mmF2.8 R WR

  

と気持ちが固まったころ、なんと、X-E4のボディーを買ったのと同じ自宅近くのお店に XF27mm が入荷。迷わず確保しました。とにかくこのレンズ、入手困難なのです。この記事を書いている今でも。

純正レンズについては「出来れば27mm(換算40mm)を」と考えていたのでうれしい。

  

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