ひねりの無いタイトルですが、まったくこのとおりの気持ちです。
昨年から親の介護で簡単な食事の準備をする機会が増えている私です。
最初の頃はレトルト食品を暖める程度のことしかしていなくて、そのままでは出来ることに限りがあります。自然と野菜を切ったり加熱調理をしたり、料理の真似事をするようになってきました。
当然、使う道具も整えたくなります。
包丁は母が使っていたものを研いでどうにかしのいでいます。でもフライパンや鍋はいかんともしがたい。特に朝食時のウィンナーソーセージをあぶるのに巨大なフライパンを使うのが面倒でなりませんでした。
そこにタイミング良く、ちかごろすっかりお世話になっている「ネタフル」さんで四角いフライパン「sutto(スット)」の記事を見かけたのです。
そもそも「sutto」の購入は、同じく「ネタフル」さんで紹介されていた超小型IHクッキングヒーター「piccolino(ピッコリーノ)」が最初のきっかけになっています。かねてより、母にとってガスコンロよりIHクッキングヒーターが安全だろうと気になっていましたので、これら2点を一緒に買ってみたというわけです。
suttoのサイズ感は下の写真でお確かめください。四角い本体の内法(うちのり)部分はタテヨコが各159mm。ざっくり「16cm角のフライパン」です。しかし深さが76mmもあり、八分目まで水を入れれば1.5リットルを超え、機能的には立派な「鍋」でもあります。
使いはじめたばかりですが、ウィンナーを転がしても外に飛び出すことなく、即席ラーメン(湯量600mL)を作れるどころか、お湯を一杯まで張れば蕎麦やうどんなどの麺類を湯通しするのにも十分使えます。
本体内外面にはテフロン系のコーティングがなされ、たとえば玉子スープを作っても玉子が鍋底にこびりつくなどの心配が無く、お手入れも簡単です。
素材はアルミ。しかし全体に肉厚で、底面にはIH対応のステンレス板も貼り付けてあって重量は600g超え。ステンレスの鍋に近い重量感です。でもハンドルの形状としっかりとした作りのおかげで取り回しは悪くなく、使っていてそれだけの重量を感じさせません。
suttoには強化ガラス製のフタが標準で付いてきます。このフタ、ハンドルの形状が工夫されていて、写真のように安定してフタを立たせることができます。調理中、熱くなったフタの取り扱いには毎回困りますよね。これはとても助かる。
またフタの周囲のシール材によって、フタをsuttoに載せた時の密閉度はなかなかのもの。ネタフルさんによると、なんとご飯も炊けたとのこと!
肝心の、suttoが四角いことのメリットを書くのを忘れていました。
まず四角いことで外観がコンパクトになります。同時購入したIHとも見た目が揃います。
ふたつめのメリットはsuttoを立てて保管できることです。フライパンとしても鍋としても毎日使えるので、使わない時もキッチンの引き出しに入れるのではなく外に出しておきたい。キッチントップの端に立てて置けるのはとても便利です。
みっつめ。意外に洗いやすい。丸いフライパンや鍋ってシェイプ的にはシンプルですが、洗う際の「手がかり」が無くて持て余します。四角いsuttoなら、それこそ1面ずつスポンジを当てて順番にリズミカルに洗浄できてうれしいのです。ちょうどクルマを洗っている気分です。洗うのがうれしい鍋ってスゴイことですよね。
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前述のとおり、IHクッキングヒーターのほうが最初の購入対象で、suttoは「IHのついでに買おうか?」という位置づけでした。それがsuttoのほうが楽しくなってしまい、こうして記事の順番も先になりました。IHは次回ということで。
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