スピードライト用に使っていた三脚が使えなくなったため、新しい三脚を購入しました。
ひごろ小物の撮影用に、ダンボール箱を使って自作した撮影用ボックスとニコンのスピードライト(=いわゆる外部ストロボ)を組み合わせて使っています。
そのスピードライトを支えるスタンドとして樹脂製の安価なミニ三脚を使っていたのですが、気がつくと樹脂部分に塗布された塗装が溶けてベタベタになっていました。三脚のメーカーとしては名の知られた「LPL」製。
7年以上前に買った製品で、当時はソフト樹脂塗装の「害悪」がようやく世の中に認知され始めたばかりの頃ですから仕方の無いことです。
ベタベタになった塗装を剥がす術は知っているものの、その塗装の膜がかなり厚く、またベタベタの範囲が本体の9割近くに及んでいるため、今回は潔く三脚を処分しました。
…でも捨てるのが早すぎました。次に買う三脚の見当をまだ付けていなかったので。それで今回は(本当にあつかましいのですが)お知り合いのフォトグラファーさん、カメラ系のライターさん達にSNSで「ミニ三脚、どれが良いですか?」とお聞きしてみました。
いただいたお答えを(これもすみませんが)Amazonリンクでここに列記します。
カメラファンであればお馴染みのブランド「Manfrotto(マンフロット)」。製品名:「PIXI」。小型・軽量(190g)・低価格・スタイリッシュの4つが備わったモデル。
こちらも同じくマンフロット。「PIXI」の上位モデル「PIXI EVO」。脚の部分が伸縮し、PIXIよりも搭載できるカメラの幅が広がっている。さらに脚をほぼ平らになるまで開くこともできて、低い位置からの撮影も可能に。重さは260g。
日本の三脚ブランドでは一番有名な「SLIK(スリック)」。一般的な三脚をグッと縮小したようなカタチ。中央の支柱を昇降できる。脚部分を胸に当てての安定した動画撮影などもできる。重量322g。
ミラーレスカメラの動画撮影用各種アクセサリーで昨今急速に伸びているブランド「SmallRig(スモールリグ)」。スタイリッシュな外観。カメラの着脱がスピーディーにできる「アルカスイス互換タイプ」の本格的な雲台を採用。脚部の角度は2段階で変更可能。217g。
LEOFOTO(レオフォト)のミニ三脚はガジェット好きを引きつけるスタイリッシュな外観が良い。重量は340gと今回の製品の中では最も重いけれど「作りが良く、カメラをしっかりと支えられる」とのレビュー多数。価格は上記の各製品よりも大幅に高い。
(貴重なアドバイスに感謝です)
それで今回は「用途はスピードライトのスタンド目的のみ」、「スピードライトの光を広く撮影ボックスに当てるため、できるだけ低くセットできる三脚が望ましい」、「PIXI-EVOは以前に持っていた」といった理由から、上記の製品ではなく次のものに決めました。
マンフロットの209、そしてミニ雲台はINNORELのB19です。
この三脚、カメラよりもマイクスタンド用途のものかもしれません。B19雲台もカメラを支えるのには役不足です。でもこの組み合わせはスピードライトの支持には十分ですし、スッキリとしたルックスを得ることができました。
細い金属製の脚部がスッキリとした雰囲気を作り出しています。この脚部が平らに開くことでスピードライトを低い位置にセットできます。
三脚と雲台との境界がピタリと合っていて、まるで同じメーカーの製品のようです。色も塗装の質感もほぼ一致しています。
撮影ボックス内でも脚部が邪魔にならず、しかもスピードライトを安定して設置できました。
今回分かったのは「三脚は実に種類が多い」こと、そして「雲台も実に種類が多い」ことです。ミニ三脚だけでも、無名のメーカーを含めると無数に種類が出回っています。今回は三脚と雲台の全容を把握するだけでも頭がクラクラしました。
その検討のための適切なスタートラインを作ってくださったフォトグラファーさん、ライターさん達に改めて御礼を申し上げます。
(ご注意:以降はAmazonのアフィリエイトリンクです)
※Amazonでは販売業者をしっかり吟味してください。