和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

Nikon Zf に Voigtlander NOKTON 75mm F1.5 aspherical をセット

  

昨年末 Nikon Z6 から置き換えた Zf 。

その Zf にセットするレンズ群について、先日ひとつのゴールを迎えました。

フォクトレンダーのノクトン 75mm F1.5 です。

  

Voigtlander NOKTON 75mm F1.5 aspherical (Z-mount)

  

いつもどおり、製品購入までの経緯(いきさつ)を大切にする当ブログですので、今回も順番に書いてみたいと思います。

  

1.75mmとの出会い

いま私のZfには3本のレンズが「一軍登録」されています。

・NIKKOR Z 24-120mm F/4 S
・NIKKOR Z 40mm F/2
・Ai NIKKOR 50mm F/1.8 

なぜこの3本なのかは次回にお話しさせて頂くとして、私にはこれで十分すぎる構成です。でも Zf を入手して以降ずっと「あと1本」と考え続けてきたレンズがありました。それが「 75mm 単焦点」です。

  

最初の「75mm」との出会いは変則的でした。 Nikon1 V1 にたまたまセットした28mmレンズが V1のセンサーサイズから換算75mmとなったのです。それが自分にとってなかなかに刺激的なものとなりました。

blog.sprg.jp

  

75mmは中望遠の範囲。一般的な用途はポートレート(=人物撮影)でしょうか。でもあまりヒトを撮らない私には、「余計なものが写り込まない」・「クルマが歪まずにカッコよく写る」・「花や葉を撮りたいレンズ」といった認識です。

  

(下の3枚は、NOKTON 75mmの購入前、すでに手元にあった28mmや50mmのレンズをクロップして75mm相当にして撮ったものです)

 

雑多な風景を75mmで切り取り( Nikon Zf )

  

75mmはクルマをカッコよく撮れる?( Nikon1 V1 )

  

75mmで草木と仲良しに? ( Nikon Zf )

  

2.75mmへの確信

75mmのレンズって意外と市場には無いのです。NIKKOR Zには85mmはあっても75mmはありません。とは言え85mmだと私には用途が絞られてしまいそう。ライカレンズには75mmがあるけど、最新モデルはお高い。いっぽうコシナ・フォクトレンダーにはVMマウントながら75mm近傍が複数あるようです。

  

昨年の信頼文具舗の物販イベントで写真家の磯崎龍平さんにSONYのα+ライカ75mmのセットを見させてもらいました。やっぱり75mmは良かった。Nikon1 V1の時に感じた印象は間違えではなかったと思いました。

  

今年の3月。写真家の豊田慶記さんの記事が目に留まりました。キヤノンRFマウント向け Voigtlander NOKTON 75mm F1.5 aspherical のレビューでした:

cameraman.motormagazine.co.jp

  

本記事についての豊田さんのnoteも置いておきます:

note.com

  

そしてその記事で初めて、コシナが今年2月開催の CP+ において Zマウント版 の75mmを参考出品していた事を知りました。

私はこれらの記事中で豊田さんが撮影された作例写真に魅入ってしまいました。そのおかげで「このレンズなら大丈夫だろう」という確信ができました。

Zマウント版が出ればカメラ側が絞り値などのExif情報を得られるし、Zfの大きなメリットである、マニュアルレンズ使用時の強力な被写体検出機能も可能になります。

  

3.購入への準備

豊田さんの記事から、RFマウント版だけでなくZマウント版の登場も間近と思われました。手元にあった 50mmレンズをDXクロップさせ、75mm相当にして練習撮影を開始します。75mmの使い勝手を慎重にシュミレートしました。

いよいよ4月。コシナがZマウント版の予約受け付けを開始。無事、発売日初日である5月15日の入手に至りました。

  

Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 75mm f1.5 aspherical

  

さて、さっそく試写と行きたいところでしたが、あいにく5月後半からの手術入院と退院後の養生があって、まだほとんど撮影が出来ていません。

ここ数日でようやく撮った20枚ほどの中から少し。

日没近い時間の芍薬(シャクヤク)

  

これも日没近い時間帯のカゲロウソウ

  

紫陽花(クロップして112mm相当)

  

そんなこんなで「一軍登録」のレンズは合計4本になりました。私としてはこれで打ちどめです。どのレンズも気に入っています。各レンズの詳しくは、今後の機会にまた!

  

  

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・Amazonでの購入時は販売業者や価格、送料等に注意しましょう。

こちらは豊田慶記さんの新著:

  

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