和田哲哉・LowPowerStation

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満足の低音。新製品「SOUNDPEATS・UU2イヤーカフイヤホン」 (PR)

   

今回は SOUNDPEATS様より製品を提供いただいての記事です。本記事の冒頭部分はメーカーが掲載を指定している製品仕様の紹介を掲載します。いっぽうレビューの内容について同社からの指示はされておらず、私の主観に基づいて自由な製品評価をしています。画像はすべて当ブログで撮影したものです。

 

  

AIR5 PRO PLUS」の自費購入からまだ日が浅い先月。そのメーカーであるSOUNDPEATS様(以降敬称略)より新しいイヤホンの提供とレビュー依頼がありました。

  

製品名は「SOUNDPEATS UU2 イヤーカフイヤホン」です。

  

「 SOUNDPEATS UU2 イヤーカフイヤホン 」

  

1.完全ワイヤレス型イヤホンのタイプいろいろ

いま街を見渡せば Apple の AirPods に代表される、左右のドライバーが分離した小型のイヤホン:「完全ワイヤレス型イヤホン」を使っているユーザーが急速に増えていることが分かります。

(「完全ワイヤレスイヤホン」ってヤボな名称と思ったのですが、これって「True Wireless Stereo」の和訳らしいです。略称はTWS

  

TWSにはいくつかのタイプがあるのはご存じかと思います。

  

まずはドライバー(スピーカー部)を耳穴にはめる「インイヤータイプ」。これにはドライバー自身を耳穴手前の凹みにはめ込むものと、ドライバーに備わったイヤーチップを耳穴の中に挿し込むものがあります。

次に、ドライバーに大きなフックが付いていてこれを耳に掛ける「耳掛けイヤホン」が増えてきました。

そしてこのところ多くのメーカーが採用し始めたのが耳にドライバーを挟み込む「イヤーカフタイプ」です。

  

SOUNDPEATSではこれら3タイプの製品を揃えているので以下に並べてみます。

・インイヤータイプ:「SOUNDPEATS AIR5 PRO
・耳かけタイプ  :「SOUNDPEATS Chasers
・イヤーカフタイプ:「SOUNDPEATS UU2イヤーカフ」

  

「完全ワイヤレス型イヤホン(TWS)」3タイプ

  

2.これまでの「イヤーカフ」への印象

私にとってイヤーカフタイプは今回が初めてではありません。このタイプの出始めのころ、とあるメーカーの製品を入手しテストしたことがあります。

そのときの結果は散々なものでした。まず「カフ(耳を挟む本体そのもの)」がとても固くて耳への装着感が悪く、しかも「一番安定した装着位置=ベストな音質ポイント」にはなっていませんでした。肝心の音質もドライバーと耳穴との距離を補うことができていない設定で「耳穴の周辺でか細い音がただよっている」程度の体験しかできなかったのです。

それ以降イヤーカフタイプのTWSは私の選択肢から外れていたので、今回の新製品も「まったく期待しない状態」からのスタートでした。

  

3.「UU2イヤーカフイヤホン」の特徴

今回の新製品「UU2イヤーカフイヤホン」の特徴を記します。

・12mmデュアルマグネット・ダイナミックドライバー
・片耳5gの本体。左右気にせず収納できる充電器搭載ケース
・本体10時間駆動、ケース併用で最大42時間駆動
・物理ボタンによる耳元コントロール
・LDAC対応/ハイレゾ認証取得のオーディオ
・UV nano-excimer スキンフィールコーティング(防汚・滑らか質感)

  

一般的に小型軽量が売りのイヤーカフタイプ。それでも十分な駆動時間が示されていることにまずは安心です。

またSOUNDPEATSのインイヤーイヤホンや耳掛けイヤホンではタッチ式が当たり前だった耳元のコントロールスイッチが、今回はイヤーカフタイプとしての操作性向上のため、ちゃんと物理ボタンになっている点に注目です。

  

アクティブノイズキャンセリング機能は備わっていません。ドライバーが耳穴をふさがないので「周囲の音とドライバーからの音を一緒に聴く」ことになります。しかし後述するとおりドライバーから十分な低音が出ていて、またドライバーの音が上手に耳穴に注ぎ込まれる設計になっていることから、周囲に迷惑をかけない控えめな音量でも交通機関内でほどほど快適に音楽の聴取ができました(さすがに地下鉄は厳しいです)。

  

目立たずおしゃれなイヤーカフタイプ

  

4.イヤーカフなのに低音重視

SOUNDPEATSから提供された資料で一番強調されていたのが「低音重視」のキーワードでした。その構造上ドライバーが耳穴から離れているイヤーカフタイプで低音重視が実現できるのか?の疑問は本製品を耳にセットしてすぐに解決できました。

量感も音の立ち上がりも十分な低音成分が「UU2イヤーカフ」から飛び出してきたのです。

  

小型ながらパワフルな低音を発するドライバー部

  

つまり「耳穴をふさがないのに低音がしっかりと聴こえる」わけで、私のイヤーカフイヤホンへの印象を大きく変える製品ということになります。

  

この設定は出力信号上の低音強調(=イコライジング)だけでは成しえないものと推測されます。小さくても大きなパワーを出せるドライバーと、高出力でも音を歪ませない信号制御など多くの工夫が行われているはずです。

オンラインカタログに記載の「デュアルマグネットドライバー」の図面を拝見しますと、スピーカー部のコイルを内側と外側のふたつのマグネットで囲っていることが見て取れます。この高密度設計が「小型なのにパワフルな低音出力」を生んでいるのかもしれません。

  

TWS系の製品でドライバーやイヤーチップを耳穴にさしこむことに抵抗を感じる人は私だけではないはずです。いっぽうでさしこまないタイプのTWSでは十分な低音を享受できないのがこれまでの悩みでした。今回の「UU2イヤーカフ」ならば、そのような問題がかなり解決すると思います。

  

あえて難点を挙げるとするならば、曲の種類によって時々顔をのぞかせる低音成分の荒い感じです。静かな室内で控えめな音量で聴く時にはまったく大丈夫ですが、屋外で聴くような場面である程度の音量に上げた際にそのことを少し感じます。

でもこれはしっかりと低音をブーストさせているゆえの「トレードオフ(=あちらを立てればこちらが立たず)」ですから許容の範囲としましょう。

聴く曲によって低音の荒さが気になった場合には純正アプリ「SOUNDPEATS」で音質調整が可能です。

  

純正アプリ「 SOUNDPEATS 」

  

なおメーカーではこの純正アプリにある「ダイナミックEQ」の常時ONを推奨しています。試してみたところ、ONであれば「UU2イヤーカフ」の良さである「量感しっかり」の音で聴くことができました。

  

4.室内での聴取もまずまず

周囲が静かな環境で、音質を追求できる「室内」での聴取について。

自分の音に対する基準が厳しいため「そこは普通のヘッドフォンを使いましょう!」と言いたいところですが、なにか家事をしながらとか、部屋と部屋の間を移動しながらの聴取でしたら「UU2イヤーカフ」のほうが良い場合が増えてきます。

  

ひとつだけ指摘するとすれば、これは他社の製品にも言えるのですが、小音量時の音量設定をきめ細かくしてほしいというのはあります。ボリュームを1段変えた時の変化量を小さくしてもらうと、静かな環境での聴取にとても助かりますので。

もしボリュームのきざみを変えるのが難しいのなら、アッテネーターモードを付けてもらっても良いかな。つまり最大音量にしても音がそれほど大きくならないようにするもの。そうすれば、相対的にボリューム調整時の1段あたりの変化量は小さくなるはずです。

  

  

5.通話

TWSの評価において見逃されがちなのが通話機能です。

「UU2イヤーカフ」の仕様を見ますと「4基のマイク+AI+特許・風切り低減テクノロジー」とかなり積極的です。じっさい、街なかでの通話では送受ともにとても快適でした。

また耳をふさがないおかげで、歩いている時に自分の身体から発生する低周波振動が耳穴に回り込まないので、耳に優しく、それだけでもインイヤーよりもイヤーカフタイプを使うメリットは大きいと考えます。

  

じつはわたくし一日に3時間近くの通話が当たり前の生活なのですが、ひごろ使用している通話専用のヘッドセットを「UUCイヤーカフ」に置き換えても大丈夫そうな気がしています。

  

7.試聴

いつもどおり、本製品の特徴を踏まえた試聴をしてみます。

  

まずは「UU2イヤーカフ」のパワフルな低音性能を楽しみたくなり、いま自分の中で流行りになっている「Khruangbin(クルアンビン)」を取り上げてみます。淡々と続くアンビエント気味なベースに浸ってみてください。

Hold Me Up (Thank You)

Hold Me Up (Thank You)

  • Khruangbin
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

  

「UU2イヤーカフ」が得意とする量感を味わうのに好適な1曲。ハイファイ的観点から厳しく見ると「欠けている音」は多いけど、屋外聴取であれば問題の無いものです。

Waltz for Debby (Take 2)

Waltz for Debby (Take 2)

  • ビル・エヴァンス・トリオ
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

  

あえてクラシック、あえてピアノ。「UU2イヤーカフ」で「ここまで聴かせてくれるのか!」と嬉しくなれる1曲です。考えれば「イヤーカフTWS」ってヘッドフォンで言うところの「オープンエア」タイプみたいなものですから、そもそもクラシック系とは馴染みが良いのかもしれません。

Gaspard de la nuit, M. 55: II. Le gibet

Gaspard de la nuit, M. 55: II. Le gibet

  • Dmitry Demyashkin
  • クラシック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

  

  

8.「UU2イヤーカフイヤホン」がメインのTWSに

私が思う「UU2イヤーカフ」のメリットを記します:

・耳穴をふさがないので耳への違和感(異物感)が少なく快適

・耳穴をふさがないのに十分な低音を楽しめる

・音量に注意すれば公共交通機関内でもそこそこ快適に音楽を聴ける

・通話でちゃんと使える

・徒歩時に身体から発する低周波振動が耳穴に侵入せず耳に優しい

・メガネと干渉しない

  

反対に「UU2イヤーカフ」の弱点は…

・アクティブノイズキャンセリングが無い

・インイヤータイプのTWSに比べて音質は少し劣る

  

以上から私にとってのTWSは、その場所での騒音から逃れたい場合以外では、ほぼ「UU2イヤーカフ」でカバーできると言えます。

  

一番自分に縁遠い製品と思っていたイヤーカフTWSが、これから自分のメインイヤホンになるとは思いもしませんでした。

ご存じのとおりSOUNDPEATS製品は手軽な価格なのも特徴です。なので「インイヤータイプ」と「イヤーカフタイプ」の両方を入手し、状況によって使い分けするのが賢い方法かと思います。

  

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・Amazonでの購入時は販売業者や価格、送料等に注意しましょう。

   

  

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