最近、銀座・有楽町・日比谷周辺地域の再開発が急速に進んでいます。きょうたまたま打ち合わせで立ち寄った「東京ミッドタウン日比谷」(先月オープン)には感心するところ多々あり、「さすが三井不動産!」と思わせるものでした。
壁面、柱、ガラス、植栽で作られる構成と色の調整が美しいエントランス部分。決して「すごい」を前面に出さず、上質。東京の都市建築物の成熟を強く感じるものです。
壁面の一部は、ミッドタウンが出来る前にあった「三信ビル」のファサードを再現した部分があります。ビル前に充分な面積の広場があり、ビルを利用しない人にも気持ちの良いコミュニケーションの場が用意されています。
地下鉄の駅からはこのエントランスが迎えてくれます。「凄さ→驚き」ではなく「品の良さ→やすらぎ」を感じる空間になっています。
オープンから間もないため、とても混雑している館内でしたが、ミッドタウンから出るとこのような気持ちの良い風景に触れることができ、すぐに気分はスッキリ爽快に。この内と外の設定づくりは上手いと思います。ちゃんと「ビルと街の両方が作られた」感じです。
ゴールデンウィークは混みあうことでしょう。早く落ち着いて欲しいです。そうしたら、また行きたい。