iPhoneやBlackBerryでの音声通話用に Bluetoothのワイヤレス ヘッドセットを使っています。 このジャンルには、だいたい二千円台から 一万八千円台まで数多くの製品が出ています。
左奥:PLANTRONICS Discovery 925 右中:PLANTRONICS Discovery 975 左手前:JAWBONE ICON
私がずっと愛用してきたのは 「PLANTRONICS」という銘柄。 装着感が良く、音質もそこそこ。(※注1) 耳に付けているのを忘れてしまうほどです。
そして、もうひとつの魅力的なポイントは 革風の外装をまとったおしゃれなケースにあります。 充電池を内蔵していて、ヘッドセットを収容すると 本体の充電が行える便利なアクセサリーなのです。
充電池を内蔵した革ケースは Discovery 925,975共に添付されています。 975用のケースはヘッドセットとケース、両方の 電池残量がバックライト付き液晶で表示されます。
925と975、そして各ケースを持っていれば ACアダプターが無くても、1日じゅう途切れる ことなく着信待機&通話が可能となります。
■ Discovery 925と975の違い
925のあとに975が登場しました。 両者はデザインや音質,使い心地に差があります。 975のほうがスマートな外観で、装着時の見た目の 違和感は少なめ。しかしスタイルを重視したあまり 操作ボタンが細く押しづらく、とっさの時の操作性 では925のほうが数段上に感じます。 音のパワー感やBluetoothの強度も925のほうが 上のような気がします。 (なにぶん無線機器なので個体差なのかもしれません。)
■ JAWBONE ICON
JAWBONEのワイヤレス ヘッドセットのひとつが ICONです。ご覧の通り、ヘッドセットとは思えない スタイリッシュな外観が特徴。装飾品のようです。
発話音声を骨伝導で収集するとのことで、強風下でも 明瞭な会話が出来るというのが本製品のふれこみ。 実際に強い風のもとでも快適な通話が可能です。
残念なのは、音声を明瞭に伝える目的か、特定の 音域(?)を拾い上げて強調している設計のようで それがちょうどPPフィルムや紙をクシャクシャと 丸める音に該当すること。会話の相手がフィルム類 を「クシャクシャ」とやると、ICONを装着した側の人 が聞くに堪えないほど「クシャクシャ音」が強調され、 ICONを耳から外さざるを得なくなる状態に陥ります。
この事をICON設計者は気付いているのかな? JAWBONEの製品はWebからのデータダウンロードで 機能や性能を変化出来る物が多いので、早々にICON のファームウェアが改善されたらいいなと思います。
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この種の製品で興味深いのは 「電話機」+「ヘッドセット」+「回線」 そして相手側の同様の組み合わせで 通話音質の良否に大きな幅が出てくることです。
まだ絞り込みが出来ていないのですが、 特定の組み合わせにおいて通話品質がひどく損なわれ 込み入った仕事の会話が成り立たない場合もあります。
また、電話機によって Bluetoothの到達距離にかなりの差があります。
音質やノイズキャンセリングの程度など、ユーザー側で 細かな選択・設定できる仕様になっていたらと 思うのでありました。