和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

Amazonのレビューだけを頼りにBluetoothヘッドセットを買ってみた

    

片耳で通話するBluetoothヘッドセット。
私には無くてはならないスマホートフォン用アクセサリーです。

先日まで使っていたのは、この手の製品としてそのスジには名の知られているブランド:「PLANTRONICS(プラントロニクス)」のVoyager3200でした。

  

Voyager3200 / PLANTRONICS

  

Voyager3200購入当時の記事はこちらです。

blog.sprg.jp

  

音質や電池、加えて装着感の良さと要求スペックがかなり高くなる製品なので、いつもそのブランドの中での上位モデルを選んできました。価格はだいたい一万円近くになります。

Voyager3200は4年近くしっかりと働いてくれたものの、先日電源スイッチが故障。あわてて同じ製品を探しましたが、あいにくVoyager3200は生産終了のようです。

同ブランドの他のモデルは耳掛け部分のデザインが好みと一致せず、PLANTRONICS製品の購入は断念。残るブランドは JABRA か PHILIPS か、あるいは KENWOOD あたり。それ以外は名も知らぬ大量の中華ブランドという状況です。

検索から実店舗での確認までさまざまな方法で検討しましたが、なかなか買う気持ちにはなれません。

  

そのようななか、各社のヘッドセットに低い評価ばかりを与えているひとりのAmazonレビュワーを発見しました。メジャーなブランドにも辛口。また、ヘッドセット以外の製品についても大量のレビューを書いています。

なんだか興味が湧いてきて、このかたのレビューを端から順番に追っていたところ、Bluetoothヘッドセットなのに高評価を付けている製品を発見しました。見ると二千円台のものです。

いままで私はその4〜5倍の価格のものを使っていたので悩みましたが、ここはレビュアーさんを信じてみようかと、ひとつ注文してみました。

  

Bluetooth ヘッドセット S525

そういえばこの製品、どこのメーカーだっけ? Amazonのページを見ても代理店名みたいなのは出ていますが、これがメーカー名とは信じがたい。届いた製品の箱にもメーカーらしき記載はありません。でも中華系であることは確かです。

箱のデザインはシンプルで好感の持てるもの。でも中から出てきたのは、デザイン的な特徴が一切見られない、薄っぺらな樹脂パーツで作られた、安っぽい質感のヘッドセットでした。

  

無個性な外観と安っぽい質感

  

画像では黒色に見えますが、本体正面部分は限りなく黒に近い玉虫色です。こんなに気持ちが高ぶらない電子ガジェットを買ったのは、Nikon D500のために買ったXQDカード以来です。

  

本体正面の正方形のボタンでパワーオン。iPhoneとの同期はすぐに確立しました。これまた安っぽい感触の音量ボタンを操作。通話を開始します。

各種操作に対するレスポンス、音質、環境ノイズのキャンセリングなど、通話についての使い心地は快適です。相手には私の声がちゃんと伝わっているそうです。

最大音量がもう少し大きければと思ったものの、12時間もの通話時間を考えれば仕方のないことかもしれません。ちなみにVoyager3200は最大通話時間は5時間でした。  

  

耳への装着感については、私の評価は10点満点中の「3」です。標準で備わっているイヤーピースはいずれも装着時の安定感に欠け、しかも比較的短い時間で耳の内側が痛くなってきます。ただ、装着感についてはVoyager3200の標準イヤーピースでも似たような感じでした。

ここは伝家の宝刀、いや、これに代わるものが見つからず大切に使い続けてきたJAWBONEのイヤーピースに換装します。

  

JAWBONEのイヤーピースに換装

  

これで俄然、使えるツールへとステップアップしました。一日のうちの相当な時間をBluetoothヘッドセットと過ごさなければいけませんから、装着感の良さは一番大切なことなのです。

  

下の画像は近年のヘッドセットを並べた様子。左から、今回のヘッドセット、PLANTRONICS Voyager3200、JAWBONE ERAです。JAWBONE製品は続けて4〜5台使いました。

それにしても、こんなに無個性なヘッドセットを買う2022年が来るとは。JAWBONEを使っていたころの自分に教えてあげたいです。

  

名機「JAWBONE ERA」(右)とともに

  

今回のポイントは、音質(通話品質)について十分合格点だったことです。結果として、レビュワーさんの言うとおりでした。この製品を教えてくれてありがとう!という気持ちです。

ただ、あくまでこれは「つなぎの製品」であってほしいです。アーニャじゃないですけど「ワクワク!」する製品に再び出会いたいものです。

  

2022年10月14日 追記:

大きな欠点が見つかりました。電源オフにしていてもカバンの中などで周囲の物に押されると容易に電源がオンになってしまうのです。電源オン以降は、同様の原因により通話の誤発信も繰り返してしまいます。これでは持ち歩きの際、シャツの胸ポケット以外に保管できません。残念。

  

(ご注意:以降はAmazonのアフィリエイトリンクです)

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