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和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

「SpotCam-HD-Eva」ポンと置ける「機能」が便利!

前回からの続きです。
SpotCam-HD-Evaをつないでみました。

 

・設置が簡単なデザイン
・24時間分のクラウド録画が無料で添付
・分かりやすいインターフェイス

 

「SpotCam」は、プラネックスコミュニケーションズ株式会社(以降:プラネックス・敬称略)が取り扱うネットワークカメラのシリーズ名です。

 

プラネックスのネットワークカメラ製品について、私はこれまで「カメラ一発」と「スマカメ」の2種類について設置等に関わってきたことは前回のお話のとおりです。そして今回の「SpotCam」を含めると、計3種類のシリーズが存在することになります。これらのシリーズ間の違いについては後述することにして、まずはSpotCamの新製品「SpotCam-HD-Eva」を動作させてみました。

 

1.設置が簡単なデザイン

ネットワークカメラで意外と問題になるのは製品本体の設置方法です。専用スタンドが付いていないものがあったり、スタンド付きであっても狙い通りにカメラの角度を合わせるのが難しいなど。だからと言ってレンズ部分が上下左右に動くタイプを買っても、レンズの可動範囲が限られていると、あまり解決には至りません。 

 

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SpotCam-HD-Eva

 

「Eva」は、ご覧のとおり、どこでもポンと置けるスタイル。またカメラ部は上下に計70度・左右に計360度(!)もの可動範囲がありますので、目的の対象を容易に捉えることができそうです。

 

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好きな所に置いて電源ケーブルを接続すれば設置完了

 

店舗、あるいは壁や天井への設置であれば付属のマウントキットでしっかりと固定も出来ます。Evaも画面の上下反転設定が出来るので、本体を吊り下げる向きに設置すれば撮影範囲の自由度も高まります。それと、猫のいるご家庭はマウントキットでの固定は必須でしょうね。

  

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良く考えられた形状のマウントキットも付属

 

2.無料のクラウド録画を標準添付

さて、SpotCamシリーズが「カメラ一発」や「スマカメ」と違うのは、カメラ撮影後の動画データを保存する機能および配信するサーバ機能を製品本体内ではなく、SpotCamが契約している Amazon のクラウドサーバに設置している点です。(※注1)

 

初めてのかたには分かりづらいかもしれませんが、これら3シリーズは「ネットワークカメラ」というジャンルの製品です。ネットワークカメラとは「カメラ機能・録画機能・ネットワークへの配信管理(サーバ)機能」の3つがパッケージングされた製品と考えてください(諸説あり)。

「カメラ一発」や「スマカメ」では収録画像を確認する際、ユーザーはスマートフォンやパソコンから製品本体に直接アクセスしていて、本体内にあるサーバ機能がユーザーからのアクセスに対応しています。

一方「SpotCam」では、撮影後の画像データは常にクラウドに送信されていて、ユーザーは製品本体にではなく、クラウドサーバにアクセスして画像データを閲覧することになります。

それぞれメリット・デメリットあるでしょうが、プラネックスからは「一度に多数からのアクセスがあっても柔軟に対応できるので、1対多の画像配信に適している」という利点について説明がされていました。そのほかのメリットもいくつか想像が付くのですが、詳しくはまたの機会にということで。

 

Evaを購入すると、このクラウド録画&配信サービスが無料でパッケージされています。過去24時間分の画像データがクラウドに保存され、その時間内のデータであればライブ画面も録画データも好きなタイミングで閲覧出来ます。そのほか、月会費または年会費制のオプションで録画の最大時間を3日間・7日間・30日間に拡張可能となっています。

 

クラウド録画型のネットワークカメラでひとつ留意したいのは、ライブ映像を閲覧しても録画から再生までのクラウドサーバーの処理状況によって多少のタイムラグが発生する点です。実際に試したところ、2秒から10秒程度のタイムラグがありました。なお、こうしたクラウドサーバタイプのネットワークカメラにおいては他社製品も同様のタイムラグが発生します。

 

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iPhone版のSpotCamアプリのインターフェイス

 

3.分かりやすいインターフェイス

 さきほど「ポンと置いて使える」と書きましたが、もちろん初期設定は必要です。SpotCamはその辺りの作り込みもなかなかで、本体設置後、SpotCam公式サイトへアクセスし、新規カメラの登録と無線LAN設定は初めてでも簡単でした。特にネットワークカメラにありがちな「設定にはWindowsが必要」とか「Windowsで設定するとフルに機能が使える」といった理不尽は無く、好感でした。

メーカーが用意しているAbdroidスマートフォン・iPhoneいずれかのSpotCamアプリをインストールして、外出先からの画像データ再生も簡単です。

 

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Eva の背面。スピーカー&マイクが備わっており設置場所と会話も可能

 

 SpotCamシリーズはすでに、ファーストモデルの「SpotCam-HD」、防水機能が加わった「SpotCam-HD-Pro」の2機種が登場しており、Evaは日本での3つめのモデルです。私としては防水機能が必要無いのであれば今回のEvaが良さそうです。カメラ部が可動出来るだけで「ネットワークカメラが出来ること」が一気に広がるからです。

 

多彩なカメラ・ラインアップがある「カメラ一発」、手軽にネットワークカメラを体感できる「スマカメ」、クラウド機能を得られる「SpotCam」と3つのシリーズが揃いました。各モデルともすでに価格的には相当安価になっていますし、製品の改良は日々早いものですから、まずはひとつ、あまり考えずに買ってみるのも良いかと思います。

ライブ映像のタイムラグが気にならないのであれば、セットアップの簡単さ・クラウドサービスへの期待・カメラ可動仕様の便利さから、今回の「SpotCam-HD-Eva」はネットワークカメラの初導入に好適かもしれません。

 

・追記:

失敗談をひとつ。設置の際はまず、レンズを保護しているフィルムを剥がしましょう。画質があまり良くなくて悩んでいたら、レンズ部分に薄くて小さい保護フィルムが貼ってありました。「原因はこれかーっ!」って。

  

・注1:

「スマカメ」は基本的には録画・サーバ機能は本体内のものを使用しますが、プラネックスが提供を開始した有料サービス「スマカメPro」を導入することで、複数台のスマカメからの映像を1台のWindows PCに集約・管理が可能となります。

 

→ SpotCam 公式サイト