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和田哲哉 -LowPowerStation-

ステーショナリープログラムと信頼文具舗を運営している和田哲哉のブログです。

電子ガジェットの予備機問題を考える

ここ最近、自分が愛用している電子ガジェットで「生産終了+後継機種無し」というものが頻繁に出てきて困っています。毎日手放せないほど活躍しているのに。

 

・次に託すか、複数の買い置きか
・一番困ったJAWBONEのERA2
・迫り来るアジア製品たち

 

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奥:JAWBONE MINI JAMBOX →記事
左:JAWBONE ERA2 →記事
右:SUNWAYMAN D20A →記事

 

先に結論を申しますと、写真のようなありさまです。全部2台ずつに。いずれも試行錯誤してたどりついた製品達です。便利で手放せないと思っていたのに、メーカーの開発撤退、あるいは生産終了という悲しいニュースが次々と舞い込んできます。

厳しいのが米国のJAWBONE社。Bluetooth スピーカーもヘッドセットも、それらのジャンルからの完全撤退です。今後は「JAWBONE UP」のようなヘルスケア製品のみ開発を行ってゆく様子。

 

「MINI JAMBOX」は、小型な筐体にも関わらず充電池をパッシブ ラジエータの構造材として使う個性的アイディアでパワー感ある低音を実現したBluetooth スピーカーです。

「 JAWBONE ERA2 」は、他社ではほとんど見かけない骨伝導方式のピックアップ(マイク)を備えたBluetooth ヘッドセットで、トップクラスの環境雑音除去性能を備えているものでした。

JAWBONE社が撤退する理由は、異常なまでに安価な電子ガジェットを開発するメーカーが中国で大量に発生しているためなのでしょうか。こうした中国製品は直販サイトを利用すれば日本でも送料無しでJAWBONE製品の1/3以下の価格で購入できてしまうのですから。しかし、ヘッドセットだけは何でも良いというわけにはゆかないことも事実です。

 

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最初に揃えた製品たち

 

実際にはJAWBONEも中国製です。でも今のところは、たとえ同じ中国製造であっても欧米の会社が管理(監理)しているか否かで製品の仕様やデザインの細部に違いが出ているような気がします。

 

私は拙著「文房具を楽しく使う(筆記具篇)」において「気に入った筆記具を見つけたら3本買っておこう」と提案したことがあります。製品の生産終了を見据え、予備を蓄えておきましょうというお話です。筆記具ならば3本あればこの先10年は大丈夫だろうとも書いたはずです。

 いっぽう電子ガジェットの製品寿命はせいぜい2年です。しかも交換不可能な充電池を備えていると長期的は保管は難しいでしょう。

それでも、今のベストが突然使えなくなったらと思うと背に腹は代えられません。結局予備機を買うことになりました。

 

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予備機は色を変えて

 

MINI JAMBOXや D20A は無くなるのを察知した瞬間に通販サイトで注文を掛けました。

MINI JAMBOXは本記事執筆時点では入手できますが、販売ルートや製品色、価格等で制約は出始めています。ERA2は、すでに日本ではまともに選べず、結局eBayからの入手となりました。それでも買えれば有り難い。なにしろ、こんなにクリアな音で声を拾ってくれる製品は無いのですから。

「ヘッドセットなんてどこの製品でもいいじゃない?」と言うかたもおられますが、細かな違いに気づいてしまうと戻れないのであります。そして昔のような「待っていればいずれ良い製品が出てくる」という法則も今は成立しないことが多いと言えます。

じっさい、家電もオーディオ機器も国内の多くのメーカーが衰退・撤退し、中国や台湾のメーカーが参入してきていますよね。

昔のような成長が望めない日本市場。まだまだ安価なだけの物が多いアジア系メーカー製品の進出。こと電子ガジェットについては、未来に期待を託すよりは、いま確実に良いと思われるものを手元にストックしておくことが得策ではないかと考えています。

 

さて、買った予備機をいつ・どのように使うのか。充電池やコンデンサを搭載している製品(ここではMINI JAMBOX と ERA2)は長期保管で自然に部品が劣化する場合もありえます。このため2台を交互に使うのが良さそうです。充電池の現実的な充電回数寿命を600回とするならば、交互に使って5年持てば良いという感じでしょうか。

でもBluetoothヘッドセットは電波を送受信する回路があるためか、これまでの経験でから1台あたり2年程度でダメになってしまうので、向こう4年使えれば良しとします。