萬年筆研究会「WAGNER」さん主催の「第18回ペントレーディング」に出展者として参加しました。これまで4回ほど出展させて頂きましたが昨年はスケジュールが合わず不参加。ひさしぶりの両国です。
今回も万年筆と周辺アクセサリーについての多くの出展がありました。私は「信頼文具舗」として「万年筆風補助軸ミミック」と筆記具のアウトレット品を展示販売。ペントレーディングは、以前に比べ高校、大学生など若いお客様も増えているとのことです。
今回共同出展させていただいた「筆記具工房」さんは万年筆相談会を開いておられました。ペントレーディング会場特別価格で万年筆の取り扱いや調整、修理についての相談を受け付け。さすがにペントレーディング。万年筆工房さんにはひっきりなしにお客様が。筆記具工房さんの隣でお客様との会話を聞いているととても勉強になります。
筆記具工房さんの万年筆相談会は今後、わが東京小猫商会主催でも開催をいたします。ご期待ください。( → 昨年の万年筆相談会の記事 )
終盤、落ち着いてきましたので会場内をウロウロ。「万年筆くらぶ・フェンテ」会長の中谷でべそさんがご自身の作品やコレクションを展示販売されていました。
目に留まったのが、ご愛用のマルマン・クロッキーノートです。繊細なスケッチが美しい。そして上質な革のノートカバーも気になりました。お聞きしたところ、わざわざオーダーして、この正方形のクロッキーノートのサイズで作ってもらったそうです。
クロッキーノートは一冊数百円のものですが、ノートカバーに収めることで、中に描かれているものがぐっと引き立ちます。フレーム(額縁)と同じ効果ですよね。また、クロッキーノートが愛用されている証でもあります。
ペントレーディングは万年筆マニアが集まる「非常に濃い」イベントですが、初心者、若いかたが来ても皆さん暖かく迎えてくれます。そういう私も昔は「万年筆方面の人達は怖そう」と思っていましたが、出展を通じて本当に多くのことを学ばせて頂きました。(でも、やっぱり濃い。笑)会場では初心者であることを伝えて相談されるとよろしいかと思います。
いまペントレーディングと同様のイベントは他でもいくつか開催されています。家に居るだけでは雑誌やウェブなど万年筆の情報ソースは限られてしまいます。こうしたイベントは万年筆をファン目線で知る貴重な機会になっています。