和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

サンウェイマン D20A で夜道も安心!

使用開始から3ヶ月

早いもので、2灯式のフラッシュライト(=懐中電灯)「SUNWAYMAN D20A」を使い始めて3ヶ月が経とうとしています。奇抜なルックス、角張った武骨な仕上がりながら、実用的な照射性能や細やかな動作モードなど、基本機能がしっかりとしていて、私は充分満足しています。(ごくまれにモード切り替えの機能がフリーズしますが、電池を入れ直せば正常な状態に復帰します。)

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納得の照射性能

一部からは「調べてもメーカー情報が少ない」・「JIS規格マークを模したようなロゴマークが怪しい」などと言われていた本製品ですが、D20Aに関して言えば光の照射性能(発光色や明るさ,配光)について申し分は無く、非常に快適に使えています。特に配光は、LEDの反射部分が小さいにもかかわらず、明るい部分が中央に集まりすぎることはなく充分均一で、対象物の判別が容易です。発光色はLEDライトでよくがっかりする「黄色味を帯びて」いない白色。4段階に調整が出来る発光量(明るさ)も適切で、真っ暗な部屋の中でしたら一番低い発光量でも足元の安全を確保できます。

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使える「赤色LED」

D20Aで一番の特徴となっている、2灯目の赤色LED。赤色と聞くとクルマや自転車のテールランプ程度の用途しか思いつかないかもしれませんが、周囲への光の漏れを最小限にして手元を照らすという大切な効果があるのです。軍用としては付近に自分の存在を悟られないように、民生用途としては、例えば天体観測時において周囲に迷惑を掛けずに、灯を確保できる重要な機能になります。

もうひとつ有り難いのは、赤色LEDのフラッシュ機能です。赤色LED点灯時に発光量選択ボタンを3回押すとフラッシュモードになります。これは赤色LEDの一番高い発光量でストロボ発光を繰り返すというもの。このモードに設定して、D20Aをコンビニのビニール袋に放り込むと、袋全体が赤く明るく照らし出され、鋭い光で点滅します。これによって夜間、付近を通行するクルマに対して自分の存在を明らかにさせることが可能となります。防犯にも役立つかもしれません。

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確かな光源を身に付ける安心

本製品が第一にめざす市場はおそらく北米です。北米では昔から多くのフラッシュライトが開発・販売されています。「マグライト」などは皆様もご存じの銘柄だと思います。いつでもすぐに電気を確保できる、どこでも明るい日本とは違い、カナダや米国では広大な敷地に対して暗闇がいっぱいあり、こうしたフラッシュライトの需要が高いという背景があります。

日本でも震災以降、防災&護身グッズへの注目が高まっています。最近はどのスマートフォンにもフラッシュライト機能が備わってはおりますが、防水機能を備えた専用のフラッシュライトを身に付けることは暗闇での一番の安心につながります。以前は秋葉原に出向かなければ買えなかったこうした製品も、最近では大型電器店やホームセンターで迷うくらいの種類が出回っています。お時間ございましたら、フラッシュライトの売り場を探索してみては?

→ SUNWAYMAN D20A 入手時の記事

※本エントリーは私が所有している個体についてのものです。製品の仕様は常に変更される可能性がございます。