2021年は「ウマ娘(うまむすめ)」こと「ウマ娘プリティーダービー」なるゲームアプリが人気のようです。ウィキペディアによると『競走馬を萌え擬人化したキャラクターである「ウマ娘」を育成し(中略)レースでの勝利を目指す内容』と、なるほど。
じつは私も、今年はウマとのご縁を感じています。こちらはいずれもリアルな馬たち。順番にご紹介しまーす。
1.モモタロウくん
東京都新宿区にある「水稲荷神社(みずいなり神社)」。ここに仔馬がやってくると聞いたのが昨年末。
水稲荷さんの所在地は偶然にも、私の父の実家(当時)から徒歩で2分ほどのところ。子供の頃は従兄に連れられて水稲荷さん周辺で遊んだことがあります。
出張ついでに立ち寄ってみますと、まだ0歳の、冬毛モフモフの仔馬が居るではありませんか。
名前は「百太郎(モモタロウ)」くん。「木曽馬系和種」の馬。いまは純粋な木曽馬は残っておらず道産子などの血が入っているそうですが、こうした和種の存続に力を入れている方々がおられます。
水稲荷神社は、すぐ近くの穴八幡宮とともに流鏑馬(やぶさめ)の儀式を行うことでも有名です。境内では弓道の教室も開かれています。モモタロウくんもいずれ流鏑馬に参加するのでしょうか。
写真はこの春で1歳になったモモタロウくん。スッキリ夏毛の馬らしい姿になっていました。都内で馬が居る神社は神田明神のほか数ヶ所あるようですが、こうして見る(※1)ことができる所は少ないと思います。もし近くを通る際には水稲荷さんに立ち寄ってみてはいかが?(※2)
※1:写真は水稲荷神社さんに許可を頂きオリを開けてもらったものです。
※2:避暑や訓練のため冬頃までは不在だそうです。
2.あやめっ仔
モモタロウくんが生まれた牧場「紅陽台木曽馬牧場」の公式ツイッターアカウントでいま人気の仔馬がいます。母馬「あやめ」の娘、「あやめっ仔(あやめっこ)」です。この記事制作時点で0歳とのこと。
あやめっ仔、人気の秘密は母馬「あやめ」を引き馬する際、その周囲を元気に駆け回る姿。そしてうれしくて発する「ミー!」という鳴き声です。(仔馬って「ミー!」って鳴くの?)
牧場のスタッフさんにとても懐いていて、あやめっ仔みずから背中やオシリをスタッフさんに向けて「背中をゴシゴシして」とアピールするのです。とにかくこのムービーをご覧ください。
今日は小雨になったタイミングで、あやめは引き運動、あやめっ仔は放牧しました!
— 紅葉台木曽馬牧場 (@kisouma_bokujo) 2021年9月4日
「ミー!」と鳴きながら楽しそうにはしゃいで走り回っていました。
最後はお尻からバックしてきての、かまってアピール!#紅葉台木曽馬牧場 #木曽系在来馬 #かまってアピール #あやめっ仔 #放牧 pic.twitter.com/fpIFMrE5q2
公式アカウントのフォロワー数が2千少々なのに675いいね。大人気!
3.「ふれあい牧場フロンティア」
トリは可愛いウマコさんたち「四馬そろいぶみ」ですヨ。
富山県魚津市にある遊園地「ミラージュランド」。その園内にあるのが「ふれあい牧場フロンティア」です。
来園のお子さんたちと馬とのスキンシップを楽しめる趣向のようです。また、牧場主「ボス」による、大人向けの乗馬体験もできます。
私はフロンティアさんの公式ツイッターアカウントの動画と、公式サイトに連載されているマンガ「今日もうちのウマコが騒いでる」をいつも楽しみにしています。
登場するウマコとは「ビバちゃん(ビーバームーン)♂」、「シルちゃん(シルバーグラス)♀」、「ハクちゃん(白力王)♂」、そして天国から見守っている「ビッグちゃん(ビッグハート)♂」たちです。
おっとり系で優しい性格の美しい白馬、ハクちゃん。小柄ながら勝ち気な女の子シルちゃん。勘の良さと身軽さが売りのイケメン、ビバちゃん。そしてシルちゃんにぞっこんだったビッグちゃん。個性派ぞろいの牧場で生まれる「ウマ模様」の日々。
牧場主「ボス」は、若い頃は京都で馬のスタントマン、数年前まで東京でテレビのディレクターをされていたというご経歴。なによりカウボーイルックで騎乗されるボスのカッコいいこと!
ウマコたちのマンガはパートナーの「タミー」さんが描かれています。ウマ愛にあふれ、いつも次回の更新が待ち遠しい。ツイッターに登場する実写とマンガのウマコたちを見比べながら、癒されています。
コロナ禍でながらく休園が続いていましたが9月27日より再開だそうです。お近くのかたも、遠くのかたも、ぜひフロンティアさんをサポートしてくださーい。
追伸:
タミーさんによる「UT me!」ショップがオープンしています。