クルマのドラレコ(=ドライブレコーダー)を買い替えました。
きっかけはドラレコを支えるブラケット(=吊り台座)の崩壊でした。
これまで使っていたドラレコはケンウッドのDRV-325でした。DRV-325の本体を支えるブラケットの角度調整部分には球状の「関節」が入っています。この球が一部欠けてしまい、クルマの走行時の振動でドラレコが少し下を向いてしまうようになりました。
その状態のまま数ヶ月使っていたのですが、あるとき「もう角度は固定でいいや」と思い接着剤を入れたところ、接着剤による化学反応なのか関節部分が急速に崩壊し、ある日クルマに乗ろうとしたらドラレコ本体がクルマの天井から宙吊りになっていました。苦笑。
一瞬途方に暮れましたが、ネットを見てみるとブラケットはパーツ売りされているらしい。しかもケンウッドの直販サイトで買えることも判明します。早く気付けばよかったです。
いよいよブラケット注文という段で思い出しました。DRV-325 は電源の起動も怪しかったのです。エンジンスタートしても電源ONにならず、電源ソケットの抜き差しで動き出すことがありました。
再びネット検索したら、DRV-325は内部にリチウムポリマー電池が備わっていて、これが劣化すると電源の起動不良が生じるらしいのです。仕方がないのでドラレコを分解(※注1)してみることに。
たしかにリチウムポリマー電池( #402035 )が現れました。リード線は3線タイプ。でも実験ならともかく、日常使いの製品でリチウムポリマー周辺に手を加えるのはリスクが大きいです。なにかでコレが焼損したらクルマ1台失いかねません。
それにしてもドラレコの内部は凄い。こんな小さい本体にカメラ、液晶モニター、マイクロホン、CPU、SDカードスロット、バッテリー、そしてGPSのユニット(写真手前の肌色の部品)までもが収まっています。
楽しんでいる場合ではありませんでした。部品代を見積もります。ブラケットが¥1,980.+送料。バッテリーはちゃんとしたショップから買おうとすると高額で¥1,599. 。合計で4千円少々。
ドラレコは当時取付費込みで4万円近かったのでまだ判断に迷っていたところ、なんとDRV-325の後継機種 DRV-350 が1万円で買えることが判りました。もちろんブラケットも入っています。
しかも後継機種だけあって電源ケーブルも電源ソケットの形状も同一なので、面倒な配線工事は無く本体だけをリプレースできます。こうなると買い換え一択です。
こんなに安いのなら半端な状態で使い続けず、早く買い替えればよかった。
新ドラレコの装着位置について。アイサイトのユニットから離さねばならず、ETCのアンテナとの干渉も避けたいので、いままでと同じ運転席側の最上部にしました。そういえば、いまや車検証シールも運転席上部が指定です。
なお、DRV-350は325に比べ撮影範囲が広がり、静止画撮影ボタンは本体下部に大型のものが付くなど改善がされていました。
…でも世の中はリアカメラ付きが主流なのですよね。調べたらリアカメラ付きでも2万円少々でした(苦笑)。
※注1:電気製品を分解するとメーカーの保証は一切受けられなくなります。また分解や改造によって思わぬ事故が生じる恐れもあります。この記事は製品の分解や改造を推奨するものではありません。
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