和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

ようやく試せたTTArtisan 25mm f/2 C

  

カチッと決まるニコンのセットやライフログを担うiPhoneに対し、なにも「任務」を負わないウチのX-E4は今も「お試し機材」の位置付けです。オールドレンズを付けたり、近ごろ話題の中国系メーカーのレンズも増えています。

それらの中で拙ブログ未紹介のレンズがありました。「TTArtisan 25mm f/2 C」です。

  

TTArtisan 25mm f/2 C

  

TTArtisanのレンズはすでに35mmを楽しく使っていて、25mmも使ってみたくなった次第です。

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25mmと言えば、それに近接するフジ純正の27mmを使っていましたが今年に手放していました。もちろん写りは断然良かったのですけれど。

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TTArtisanの25mmは換算で37.5mm。わりと多くのかたが「中途半端」とか「使いづらい」と言う画角です。以前にも書いたとおり、私にとりましては CONTAX T2( 38mm f/2.8 )で慣れ親しんでいた画角なので、感覚は身についているつもりです。

38mm f/2.8 の CONTAX T2

  

これまで使ってきた TTArtisan や Voigtlander のレンズは逆光に弱い傾向があったので、今回もレンズフードを装着することにしました。あまり大きなフードは付けたくないのでTTArtisanの純正品を選びました。

  

TTArtisan 純正フードを装着

  

この「フード付き25mm」の使いやすさは先日の記事でご紹介したとおりです。フードを付けたことで「縦位置撮影」が俄然楽しくなりました。

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そんな経緯があり、今回の作例は縦位置ばかりです。

  

夕暮れ時

  

擬宝珠(ぎぼうしゅ)

  

割れた幹から生えた新芽

  

  

駅(2)

  

信濃町(しなのまち)

  

このレンズは樽型ひずみが少しだけ出ますがほとんどの場面で気になりません。4枚目の「信濃町」のみ、建築物正面の水平を確保したくPhotoshopで若干補正しています。

またこの4枚目では中央のグリーンのモニュメントにピントを合わせていますが、画面中央部はモニュメントの奥にある壁までピントが合っているのに対し、画面周辺部となる画面上部の建築物のピントは若干流れています。

  

X-E4 + TTArtisan 25mm f/2 C

  

次のことに留意すれば存分に楽しめる感じです。

  

・逆光に強くないこと

・周辺部のピントが流れることがある

・f2.8までは周辺部の光量低下が目立つこと

・f2ではグルグルひずみが過大なこと。

  

期待以上の写りです。オールドレンズを買うまでもないけれど「マニュアルフォーカスレンズの操作過程」を楽しみたい用途に好適。

シロウトの私ですから、今後も撮影の機会を増やして、このレンズの実力を引き出してゆきたいと思います。

  

この記事には続きがあります:

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X-E4関連の元記事(スタート地点)はこちらです:

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