当初はボディーだけの購入だったX-E4。
ようやく常用レンズを決めました。
FUJIFILM 純正 XF27mmF2.8 R WR です。
まず私のX-E4にまつわるあれこれは下記からご覧ください。
ラッキーなことに id:masawada さんから XF18mmF2を借りつつ、そのあとTTArtisan35mmf1.4を購入し、今回のXF27mm…に落ち着きました。
これまでの経緯(いや逡巡?)を箇条書きにします。
・XF18mm(換算27mm)すごく良いレンズ。小さいし
・しかし私が住んでいる街では余計な物が写り込んでしまう
・これは35mm(換算52mm)かな
・XFマウントのフォクトレンダー35mmは入手困難だ
・神レンズ(XF35mmF1.4)?…ちょっと大きい
・TTArtizan35mm買っちゃった
・楽しいし、いろいろ学べた
・MFレンズはピント外し率が高いのか
・35mmだと花の拡大とか、そんな写真が増えてしまう
・となると自分には27mmなのかな
・XF27mmF2.8をセットしてX-E4本来の機動力を試さねば
・いやXF27mmF2.8こそ、いまだに入手困難だろう
・あっ、近所のお店に入荷してる。買おう
XF27mmF2.8 R WR(以降、XF27mm)は、X-E4を検討した方ならご存じのとおり、X-E4のカタログに掲載されているレンズです。(しかしカタログに掲載されている作例のほとんどには他のレンズが使われ、XF27mmの作例は末尾に小さいカットが1枚あるのみなのは謎ですが)
本レンズの特徴はそのサイズにあります。レンズの明るさは追わず、本体の全長を極めて短く収めた、いわゆるパンケーキレンズと言われるもの。X-E4に装着すれば、そのトータルでのコンパクトさで撮影の機動力を発揮できます。とは言え、画質もおろそかにしていないと定評のあるレンズです。
この頃になるといろいろ立て込んでしまっていたのですが、少しだけ撮影をしました。
ISO3200, f2.8, 1/52s。先日の TTArtisan35mm/f1.4と同じ被写体です。XF27mmはシャープな写りです。
ごろんと大きな招き猫さんです。左目とヒゲあたりにピントが合い、周囲がゆるやかにボケて適度な立体感。なにも考えずにシャッターを切ってこの絵がAF(オートフォーカス)一発で決まるのは老眼&乱視の私にはうれしいものです。
ISO3200, f2.8, 1/20s。X-E4はボディ内手ブレ補正機能は無いものの、しっかりと持って撮影すれば暗所でもこんな感じで撮影できます。
また、もしこれがiPhoneでの撮影ならばHDRを効かせて明度を均して(ならして)くれますが、そういう自動加工をせず「観るものに想像させる」、旧来の写真表現も価値のひとつでしょう。建屋壁面や地面など暗い領域の表現が好きです。
最後に焦点距離27mm(換算40mm)について。
長年換算28mmを保ってきたリコーのGRが昨年末に40mmのモデルを出して話題になりました。街を収めたり、なんなら集合写真まで撮れる28mmと、ポートレートに使いやすく作品性ある描写を得やすい(いわゆる標準レンズと呼ばれる)50mmとの間に40mmは存在します。なぜかこれを「中途半端」と言う人も見かけます。
私にとってこの40mmへの忌避感は薄いです。以前所有していたフィルムカメラ:CONTAX T2は38mmで観光写真に重宝しましたし、画面構成を考えればポートレート的な用途もできなくもありません。レストランのテーブルをはさんだお向かいの人を撮るのなら40mm前後は重宝します。
幸いなことに、これまでX-E4で換算27mm、換算52mmを試せましたので、それらを踏まえつつ新しいレンズを試してみたいと思います。
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