駅構内でカメラを手にしている人が増えました。「撮り鉄」と呼ばれる人達でしょう。この撮り鉄さんについてマナーの悪さを指摘するニュースを最近見かけますが、少なくとも日中の小田急線・相模大野駅あたりでは、そのようなことはなく皆さん楽しそうに撮影されています。
私はそんな撮り鉄さんたちを背後から暖かく見守る「撮り鉄を見る鉄」さんです。
ご存じのとおり私も鉄道好きです。でもカメラを電車に向けるのが恥ずかしくて。それでもたびたび、こんな風景を撮っています。駅だけでなく、街や住宅街などで見かける他愛ないあれこれをを正方形のフレームに収めてみたくなります。
ポイントはそこから先です。撮影したものを家に帰ってから開いて、画像内の各所を拡大していろいろ考える時間が好きなのです。
iPhoneのカメラでもかなりの高画素数になっていて、1枚の画像の中に相当な情報が詰まっています。各所を「超拡大」して細部を見てまわります。
・今回は水平に撮れた。うれしい。
・iPhoneの歪曲補正、効いてそう。
・iPhoneは明部も暗部も均して(ならして)写し出すのだろうな。
・鉄道車両のステンレス製車体+カラー帯って少々味気ないな。
・最近の電車は、片持ち式のパンタグラフが増えたなぁ。
・非常通報ボタンは意外に高い所に設置してあるのだな。
・大船駅はホーム下の土台部分が渋いな
・ホーム下の側面にあるのは排水孔かな。
・柱の下端を青く塗るのはなぜだろう。
・エレベータ前の手すりの役目は? 手すりは片方にしか無いな。
・ホームの下にある黄色い部材はホーム上に戻るためのステップかな。
・あの点字ブロックだけでホームを歩くのは大変そう。
・天井のパイプ類が画面の「奥行き感」や「抜け感」を生んでいるのだな。
と、こんな一見つまらなそうな画像でも噛めば噛むほど楽しめます。
元々はミニマルな写真共有SNSとしてスタートしたインスタグラム。「みんな見て!」が主な目的で皆さん利用されていると思います。私の場合、インスタグラムでさえも「あとで自分で見る」ために使っているところがあります。でもやはり公開のものなので「映え」を意識しちゃいますけど。
(ところで、スマートフォン版のインスタグラムについて。2本の指で画面を拡大させても、その拡大画面で固定できなくてサッと元に戻ってしまう仕様はイヤだなぁ)
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