和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

iPhone14Pro 続報(Ringke FusionX装着など)

  

きょうはiPhone14Proの続報です。

先日も書いたとおり、自分の記録用として気になった点だけざっくり記しておこうと思います。

いまiPhone12Proをお使いで14Proを検討中のかたには少し役立つ情報かもしれません。

  

iPhone14Pro + Ringke FusionX

  

1.買い換えのきっかけ

これまでiPhone12Proを使っていました。2021年1月の購入だったので、およそ21ヶ月目での機種更新となります。

12Proを2年、あるいは3年使ってもと思っていたのですが、12Proは購入当初からClubhouseに繋ぎっぱなしにしていて電池の劣化が思いのほか進んでいました。このまま使うと早い時期にバッテリー交換になりそうです。加えて下取り査定金額も大きな動機づけに。いまや一番使うCPUですし、潔く更新することにしました。

  

2.14Proを手にして

これまでの12proが十分高性能だったため、14Proのパフォーマンス上での「驚き」はそれほどでもありません。とりあえず「バッテリーの状態」が100%と表示されたのを見て笑顔になった程度です。

  

とりあえず「バッテリーの状態=100%」に満足

  

と言いつつも細かい点での「ほほう!」はあり、またiOS16との連携による新しさも実感しています。それらを少し箇条書きしておきます。

  

全体的な処理速度の向上はそこはかとなく体感できます。いまのところinstagramでのリールのこなしとか、あまり実用的ではないところでの体感ではありますが。本当は気づいていないうちに処理速度の向上がいろいろと支えてくれているのかもしれません。

  

AppleMusicの音質が良くなった気がしますAppleMusicの音質についてiPhoneが担っているのはデジタル段ではあるものの、これまでもiPhone12ProよりiPad mini6のほうが音質が良いと感じていたので、デジタル段も設計や電源の配置等次第で音質に差が出るのかもしれません。あとは設計者による意識的な音作り・味付けの違いもあるかと思います。iPhone12Proの時代につきまとっていた言葉で言い表せない「モッサリ感」が解消しています。

  

画面上部がノッチからアイランドになりました。12Proにはあった「ノッチ」が無くなったことで画面がとても大きく感じます。またiOS16の「ダイナミックアイランド」によってインカメラ周辺の表示がモコモコと変化し飽きがこなくて良いです。ノッチ内にあったスピーカーの開口部が画面最上部に移動したのも見た目のスッキリ感を高めています。

  

今回の楽しみはiPhone14Proのカメラ機能です。iPhone14Proの本体背面に備わっているレンズは12Proと同じ3個です。けれどもカメラアプリ起動時に直接画面選択できる基本倍率は3つから4つへと増えました。

基本倍率は4つから選べるようになった

  

これを35mmフィルムカメラ換算の画角で表すと、0.5倍は13mm/1倍は24mm/2倍は48mm/3倍は77mmとなります。

自分がミラーレスカメラで使いたい画角が14mm/28mm/50mm/75mmなので、14Proが用意した4種はほぼ理想的な設定と言えます。

  

iPhone14Proからとなる4800画素クアッドピクセルセンサーやセンサーサイズの大型化、そのほかレンズの明るさの改善と手ブレ補正機能の進化などには期待しています。このあたりはもう少し撮影数をこなして評価したいと思います。

  

撮影画像の色味については慎重に様子見をしています。12Proの頃からすでに始まっていたとされている「コンピュテーショナル・フォトグラフィー」。つまりiPhoneによる積極的な色付け最適化思想はiPhone14シリーズでさらに一歩踏み込んでいるらしく、実際に「これ実物とは色が違うよなぁ」と思う機会は時々感じます。

そのことを否定的に見ているわけではありません。iPhoneが色付けを積極的に行うほど、手元のデジカメとの差分が広がって双方をより楽しめるのではないかという期待があるからです。

  

この色合い、「記録よりも記憶」な味付け?

  

そんな深いことは抜きにしても、日が傾いてきた時間帯に何も考えずにシャッターを切って(空気感を含め)ここまで撮れるのですから大したものです。

何も考えずシャッター切ってこんな感じ

本ページの各画像を見たところでは植物などの緑色を上手に捉えている感があります。いちおうポートレートモードでの作例も上げておきます。写真上は通常のスチル撮影。下がポートレート撮影です。

  

作例:ポートレートモード

  

そのほか、光線や色味で難しい場面を撮っても破綻無く、素材を拾い損ねず記録してくれるので、大げさなレンズを備えているだけのことはあるという感じです。

  

「映え」傾向なるも不自然さは少ない

  

「華の無い風景」を退屈にさせない描写


  

3.意外にツライ「重量増」

12Proから14Proにして気になる点がありました。重量増です。本体だけで187gから206gへと19グラムの増加。数字上では微増ながら手にすると大きな違いにびっくりします。ケースやレンズ保護部材を装着すると250gを超えてしまい、特にベッドで寝ながらの手持ちはなかなかの「苦行」です。

  

4.ケースは今回も Ringke FusionX に

いまや高額なiPhone。不本意ながら今回も画面保護用のガラスフィルムとプロテクションケースを装着します。ケースはこれまでのiPhoneXRBlackBerry KEY2iPhone12Proで私には確かな実績のある Ringkeブランドの製品を使用します。

  

ケースは今回も Ringke の FusionX を使用

  

FusionXは安価なのにも関わらずiPhoneをしっかりと保護してくれるので安心です。ただひとつだけ、ケースの内側で擦れが生じてiPhoneのフレーム部、特に各スイッチ周辺に微細な傷が付くことがあります。今回のiPhone14Pro用ケースでも傷が付くのかは未知ながら、予防措置としてiPhoneのフレーム部ほぼ全周に電子機器用の透明なマスキングフィルムを貼り付けてからFusionXを装着しました。

  

FusionXに収めても気になったのはiPhoneのレンズエリアのサイズです。iPhone14Proのレンズがどれも大型化してしまったため、FusionXのプロテクター(突起)があってもレンズ群の中心部には周囲の物が当たってしまいがちです。ジーンズの腰ポケットに納めるだけでレンズ表面を擦ってしまいます。

今回はやむなく、レンズの表面もカバーしてしまう保護用フィルムを装着しました。このフィルムが撮影時に光学的な悪影響を及ぼすのかは今後確認してみます。

  

不本意ながらレンズ保護用フィルムも装着

  

いまや「おはようからおやすみ」まで肌身離さず持ち歩くスマートフォン。変な話、自宅のトイレでも一緒。スマートフォンの良し悪しが直接、毎日のQOL(Quality of Life)に直結します。

それでも2〜3年で買い換えるのには高い製品なので、このiPhone14Proにも思いっきり頑張ってもらおうと思います。

  

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・私が買った無地背面のブラックは売り切れているみたいです。
・Amazonでの購入時は販売業者や価格、送料等に注意しましょう。

  

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