きょうはX-E4にセットしたフジフイルム純正レンズ:「XF27mmF2.8 R WR」の、レンズフードについてのお話です。
これまでの経緯についてはこちらをご覧ください。
本レンズはショートボディの「パンケーキレンズ」と言われるスタイル。X-E4にセットしますと、フィルムカメラを思わせる小気味の良い外観となります。
しかし、このレンズを実際に使おうとすると気になる点がありました。レンズそのままですと写真の通りのフラットな前面が美しいのですが、ここにレンズフードやレンズフィルターを装着してゆくと、それらの積み重ねによって見た目のスマートさが失われてしまうのです。
レンズに同梱されるフードはアルミで出来たコンパクトなタイプ。フードだけ、あるいはフィルターだけの装着なら我慢が出来るものの、私のようにフィルターとフードの両方を付けようとするとレンズ前面が凸型になってしまいます。
なにか良い方法は無いかと悩んでいたところ、目に留まったのがサードパーティー製のレンズフード:「スクエアフード」です。
スクエアフードは写真のとおり、取付スリーブとフード本体、2つの部材で構成されます。いずれも精度高く作られたアルミ素材です。
まずはレンズ前面のネジに取付スリーブを装着。そのあとレンズフィルターを任意で取り付け、最後にスクエアフード本体を2本の特殊なネジで取付スリーブに固定します。
スクエアフード輸入代理店のサイトには「ストックホルム在住フォトグラファー、トーマス・マンセルがデザイン」の記載が。XF27mmF2.8 シリーズ専用にデザインされているので、見た目の収まりはとても良いです。
ライカQシリーズの純正フードもこれと似たような感じですが、よく見ると開口部の処理は全く違っていることが分かります。
下の写真をご覧のとおり、フードの内側にレンズフィルターを収めた様子がとても美しいです。デザインも機能も満足です。
不安な点もあります。スクエアフードを固定する2本のネジが見た目も装着時の感触も少々華奢であること。今後使ってゆく上でフードにかかる外力に耐えられるのかな。
それと(これはスクエアフードに罪は無いのですが)、XF27mmF2.8はAFの合焦時にレンズの前面部分が繰り出すため、そこに装着されたスクエアフードも合焦時、前後に細かく移動します。レンズをホールドする指先が移動するスクエアフードに触れてしまうと気になります。
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これまで複数回に渡って記事を書いてきましたが、XF27mmF2.8 R WR と スクエアフードをセットし、これにてX-E4のハードウェア関連はいったん「完成」とします。
これからは本機を気軽に持ち出してスナップショットを重ねてゆきます。
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