和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

ニコンZf 導入にあたって用意した周辺アクセサリー5つ

  

昨年末の入手からまもなく四ヶ月になる Nikon Zf。本当に楽しくて、Exif(画像データ)を確認したら、すでにシャッターカウントが前機種( Nikon Z6 )の二年分に達していました。

  

Nikon Zf

  

おかげさまで前回の記事は多くのアクセスを頂きました。
本日はZfの導入にあたって用意した周辺アクセサリーについての話題です。

  

1.SmallRig のグリップ

おそらくZfを購入した人のほぼ全員が、ボディーに明確なグリップが無いことを一度は悩むことでしょう。ヘリテージデザインだからとは言え、グリップ部分がZfほどに小さいと、軽量なレンズ: Z 40mm F/2 でも厳しいと感じる時があります。撮影時のカメラのホールド性だけでなく、持ち歩きの際に手からスルッと落としそうで怖いのです。

私の場合、本体そのままですと撮影時に右手の薬指がボディー前面のファンクションボタンに誤って触れてしまい困ったというのも経験しています。

  

そこで皆さん各社の外付けグリップを探すわけですが、私は迷わずSmallRigのグリップにしました。

SmallRig L型グリップ #4262

見た目は野暮ったいものの、外付けであることを忘れるほどの一体感と握りの良さですし、なにより安価ということで、とりあえずこれを買えば?という気持ちです。ちょっと感触がゴムっぽいけれど(素材はシリコン)、標準ズームレンズ:Z 24-120mm F/4 での撮影も大丈夫な感じになりました。

  

この種のグリップを装着すると、ふたつめのメリットが生まれます。Zfの底面には樹脂系のパーツが使われています。軍艦部(本体上部)にマグネシウム合金や真鍮部品が使われているのに対し、この樹脂系の底面では質感や触感のバランスが取れていないという評価を見かけます。グリップを装着すると、グリップを支えるアルミニウム製のベース部材がボディーの底面を覆うようになり、Zf の質感がグッと上がるのです。

念のため予備の分も購入

SmallRigのアクセサリーは早々に廃番になることもあるので、将来のラバー素材部分の劣化を考え、予備も購入しました。人気のZfなのでそんなに早く廃番にはならないと思いますが。

  

2.ULANZI のクイックシュー

カメラを首から提げるのに、当初はPeak Design のストラップ(太くて屈強なタイプ)と、同社お馴染みのアンカーを使用していました。しかしこのストラップ、いまひとつ体に馴染みません。そこで後述する「 OP/TECH USA 」のストラップに置き換えるわけですが、カメラとストラップとの接続点にULANZIのクイックシューを導入しました。

  

ULANZI クイックシュー

  

ベース部品の両側から出ている銀色のボタンを掴むと「チャッ」という音とともに軽やかにシューの着脱が出来ます。軽やかすぎて「大丈夫か?」と心配になることもありますが。

使ってみて非常に便利です。ULANZI 製品は経験が少なくて耐久性などは未知です。ここが壊れるとカメラを落下させてしまうので、慎重に使ってゆこうと思います。

  

3.OP/TECH USA のストラップ

ストラップは形状の最適化とクッション性能の高さで定評ある OP/TECH USA を選びました。本製品は私の四つ前のカメラから便利に使っていたものです。

OP/TECH Utility Strap

  

このストラップを導入した6年前の記事がありました:

  

blog.sprg.jp

 

すでにZfで5週間ほど使っています。首の疲れは発生せず快調です。ただ、このストラップは着る服によってはクッション部分が滑りやすいことに注意が必要です。だいぶ以前ですが、ダウンジャケットを着ている際に肩掛けをしていてカメラを落下させた怖い経験があります。首掛け、または首を含めた斜め掛けをしましょう。

  

4.7Artisans のボディキャップレンズ

前回の記事でもご紹介したレンズ「 7Artisans 18mm F6.3 」です。

7Artisans 18mm F6.3

  

パンケーキレンズよりもさらに極薄なので、ボディキャップのように使うことができ、しかもバッグから取り出してすぐに撮影も出来ます。

  

最初から撮影でのお出かけなら目的のレンズを装着した状態で持ち出せば良いと思います。いっぽう私の場合は仕事で出歩くことが多く、その日にカメラを使うとは限りません。このためカメラ本体とレンズを分け、バッグに収めておく持ちかたになっています。

下の画像のようにボディキャップレンズを装着した状態でクッション材に包み、スリムなショルダーバッグにすべりこませておきます。

ボディキャップレンズを装着しクッション材に包む

本品はZマウントではあるものの APS-C対応のため、Zfの撮影モードは DX にセットします。これで18mmは換算27mmに。DXにしても周辺減光は多めです。歪曲収差(わいきょくしゅうさ)は控えめで、これはこれで楽しい写りになります。

  

5.Nikon 純正バッテリー

以前に使っていた Nikon D7200 も D500 も Z6 も「 EN-EL15 」というシリーズのバッテリーを使っていました。これらを手放したあとにやってきた Nikon1 V1 も同シリーズのバッテリーで稼働しますし、なんとZfもこのシリーズのバッテリーでした。

EN-EL15 シリーズには発売時期の違いで3つのバリエーションがあります。初期の「無印」、そしてその後登場したバージョンBとバージョンCです。それぞれの違いは電池容量にあるようです。

本来なら、カメラ購入時に装着されていたものと同じバージョンの電池を使うべきでしょうけれど、バージョンC が同梱されていたZ6はバージョンBどころか無印であっても何事も無く使えました。それゆえ、Z6使用時は同梱のバージョンC と Nikon1 V1で使っていた無印2個の計3個で運用できました。

ところが Zf (同梱はバージョンC)では、無印のうち片方の個体は全く使えなかったのです。Z6のメニュー内で確認できるバッテリーの消耗度表示では問題無いのに、Zfは無印2個のうち片方のバッテリーのみ、このような表示になりました。

Zfでの表示

  

要するに「ZfはZ6よりもバッテリーに厳格」みたいです。それと、Z6にくらべてバッテリーの消耗は激しいです。ちょっと撮影しながら歩いていると、目立ってバッテリー残量が減ってゆきます。

3個のバッテリーで運用

ということで、すぐに「EN-EL C」を追加購入しました。無印1個、Cを2個の計3個で運用しています。

充電については、バッテリーをZfに装着した状態でUSB-TypeC ケーブルでの充電ができるものの、私はカメラにケーブルを接続したくないほうなので、別売のニコン純正充電器「MH-25a」を購入しています。

  

以上の5点(SmallRigのグリップは1個として)と別売充電器で合計3万3千円ほど。チリも積もればで、レンズ( Z 40mm F/2 )1本の金額に達します。Zfの購入を検討中のかたに、ご参考まで。

  

  

…まだ作例を公開せず申し訳ございません。次回はようやく、レンズについてのお話ができそうです。

  

  

この記事には続きがあります:

blog.sprg.jp

  

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