和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

ニコンZfで始める新旧レンズ4本

  

Nikon Zf のシリーズ。ようやくレンズについてです。
シロウトなので、たいした話はできませんが。

  

1.NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

まずは以前から物撮り(ブツどり)で使っていた標準ズームレンズです。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

  

前機種( Nikon Z6 )の時に購入したものです。Z6には最初、キットレンズとして「 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 」がセットされていたのですが、世間での評判を見てちょうど昨年のいまごろ、本モデルに買い替えました。

  

たとえそれが良いレンズでも売れば二束三文になりがちなキットレンズを手放し、あえて似たような標準ズームレンズに買い替えた当時の判断は結局、正しかったと思います。

望遠端が70mmから120mmに延伸した便利さをおおいに享受出来ていますし、全段全域シャープな写りの 24-120mm f/4 S はZレンズの本領発揮といったところで、評判通りの製品でした。

  

ちなみにこのレンズの購入判断を後押ししたのも、他ならぬ YouTubeチャンネル「老人と文学社」さんの複数回にわたる検証動画(  )です。この時の良かった体験がZfの購入判断に繋がっていったわけです。

で、カメラネタでいっぱいブログを書いておきながら恥ずかしいのですが、私の生活では基本、このズームレンズで全てが事足りている状況です。

  

  

2.NIKKOR Z 40mm f/4

40mmは今回の Zf 導入時、新たに購入しました。

NIKKOR Z 40mm f/2

  

せっかくZfにしたのだし、Zマウントレンズの単焦点を一本くらい持っていないとダメかなと思い購入。50mmはマニュアルレンズにしたいと考えていたし、28mmなどの広角系は自宅付近ではそれに耐える被写体が皆無なので40mmから。

  

Z 40mmには外観を Zf に寄せ、昔のニッコールレンズ風に仕立てた「 SE 」というモデルもありますが、私は敢えて普通のモデルにしました。後述しますとおり、昔のニッコールレンズはすでに数多く所有しているので。

SEではない普通の40mmも金属製のレンズフードを装着すれば、それほど悪くはないルックスになっていると思うのですが。

  

このレンズの作例には、ご本人に許可を頂いて私の文具の師匠を。

  

40mmは難しい焦点距離といった話をわりと見かけます。でも私は昔から38mm~42mmあたりをよく使ってきたので気になりません。こういった食事の席での軽ポートレートにも好都合な気がします。その柔らかな写りから、人物撮影(ほっこり系)に合ってると思います。

  

  

3.7Artisans 18mm f/6.3 II

前回、前々回の記事でもご紹介した「ボディキャップレンズ」です。

7Artisans 18mm f/6.3 II

  

本レンズについてはすでに最近の記事で複数回ご紹介しているので今回は省略します。作例は以前にフジフイルムX-E4で使用した際に多数載せています。

  

blog.sprg.jp

  

  

4.Ai NIKKOR 50mm f/1.8 S

いわゆる標準単焦点レンズには、ニコンのオールドレンズを充てました。

 

じつは、オールドニッコールは結構な本数が集まっています。写真はその一部。そのほか近年のものまで含め、Zマウント以外のニッコールレンズでくくれば17本ほどありました。父からのもの、先輩から頂いてしまったもの、お預かりしているものが大半で、自分で新規に購入したオールドニッコールはほんの少しです。

手元に集まってきたオールドニッコール(一部)

  

Zfは「オールドレンズが似合うミラーレスカメラ」ということで、皆さん、フォクトレンダーとかライカとかスーパータクマーとか、各社の新旧レンズをZfにセットしている様子をSNSで見かけます(それらを見るのが楽しいです)。

私は「Zfはニコンなのだから、まずはオールドニッコールからかな」と考えました。

  

いま手持ちの単焦点で50mm台は4本あります。

・NIKKOR-S Auto 55mm f/1.2
・Ai NIKKOR 50mm f/1.4 S
・Ai NIKKOR 50mm f/1.8 S
・MICRO-NIKKOR 55mm f/2.8

  

50~55mm のオールドニッコールレンズ

  

いずれも明確なキャラクターを有し、それぞれに長所と短所がトレードオフの関係にあります。

これらをZfに装着するのにはレンズマウントアダプターを介入させなければいけません。つまりアダプターのぶん、レンズの全長が増えてしまいます。

マクロ撮影したいとか、解放f値を追求したいなどの場合を除き、単純に「お出かけしてオールドレンズでのマニュアルフォーカス撮影を気軽に楽しみたい」だけであれば、一番全長が短い「 50mm f/1.8 」になろうかと思います。

Ai NIKKOR 50mm f/1.8 S

  

この 50mm f/1.8 S。登場当時はニコン・フィルムカメラのエントリーモデル「 Nikon EM 」向けに開発された、いまで言うところの「撒き餌(まきえ)」レンズだったのかもしれません。ニコン公式サイト「ニッコール千夜一夜物語」に開発のエピソードが載っています。

  

www.nikon-image.com

  

このため、より本格的な撮影には先ほど並べた4本のうちの別のレンズを使うべきなのかなと思いましたが、私はいまのところ50mm f/1.8 Sで十分楽しめています。

  

  

  

  

どんな場面でも使えシャープに撮れる標準ズームレンズ。オートフォーカスで気楽に撮影でき、でもズームレンズとは違う写りを見せる単焦点40mm。結果が予測できなくて楽しいトイレンズ風ボディキャップレンズ。そして「 Zfらしく使える」マニュアルフォーカス+オールドレンズの50mmと、計4本ながら、とりあえず全方位でZfを楽しめる構成にはなっているかな?と思っています。

  

じつは次の1本がチラついているのですが、当面無理そうです。お小遣いを貯めます。

  

  

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