二世帯同居の母の面倒をみるため、母宅での用事を始めてもうじき2年になります。要するに介護です。
食事のしたく、掃除、洗濯、細かいところでは薬の服用管理や植木の水やりまで。家族や兄弟と分担し、かつ高齢者介護サービスを十分利用していても、高齢者ひとりのサポートをするだけでこんなに大変なのかと驚きます。
介護は時間との戦いです。母をサポートするのは慣れたものの、介護のために毎日削られている、本来なら仕事をしていたはずの時間を金銭に換算すると結構な損失になることが分かります。
そのため介護では時短につながる工夫や解法がとても重要です。
たとえば食器を洗う場面を考えてみましょう。エコロジーの観点からすれば食器は「ふきん」で拭くべきかもしれません。これが介護となると、ふきんの消毒や洗浄のために毎日投入する、5分や10分の時間も惜しみたくなります。
(※自宅で食洗機の便利さは知っていますが母宅では食洗機は必要としません)
ここでの私の正解は「ペーパータオル」です。洗った食器はいったん乾燥棚に放置します。いまどきの食器洗い洗剤は高性能で、10分ほど放置すれば水滴のほとんどは流れ落ちてしまいます。あとは残り少ない水分をペーパータオルで拭くだけで大丈夫です。
そのことに思い至った当時は、百円ショップに出向いて買い込んできた安価なペーパータオルをバンバン使っていました。鍋ひとつにペーパータオル3枚使うこともありました。
ところがある日、いつものペーパータオルの備蓄が底をついてしまい、やむを得ずこの「スコッティー」の製品を買うことになります。
価格差2.5倍。「高くて損したな」と思いつつ使い始めるも、安価な製品とは比べ物にならない紙の質感や性能の高さに驚きました。
厚手かつソフトなペーパーでお皿を拭く作業は快適ですし、小型の鍋ならペーパー1枚で拭き取りが完了する給水性能です。
性能もさることながらモチベーションまで高めてくれる、良い物だからこそ得られるメリットがあるということをいまさら再認識し、以降はずっと本製品ばかり使っています。
介護という大きなテーマでつかんでおきながら後半はペーパータオルという小さな物に着地する流れで申し訳ないのですが、そういった細かい経験の積み重ねで2年間やってきた感じです。
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