和田哲哉 -LowPowerStation-

文房具ジャーナリスト・ステーショナリープログラム運営 / 和田哲哉のブログです

旧暦ダイアリーの先駆け「和暦日々是好日」を手にして

本当の話です。

先日、澄んだ夜空にぽっかり浮かぶ月を見ていたら思い出しました。「あっ、高月さんにダイアリー注文しなきゃ!」って。

…高月さんとは和文化研究家、高月美樹様です。

  

高月様は太陽太陰暦のひとつである天保暦、一般で言うところの「旧暦」を元にしたダイアリー「和暦日々是好日」(ルナワークス刊)を創案されたかたです。私と高月様の出会いは高月様のご主人との接点が最初でした。ご主人には私の基幹サイト「ステーショナリープログラム」がスタートしたばかりの頃からお世話になっていました。今から20年以上前のことだと思います。

2004年になってご主人より「ダイアリーを作ったので見てください」とのお知らせを頂戴しました。それがこのダイアリーの「創刊号」になります。当時のステーショナリープログラム(ただし旧サイト版)のアーカイブがありました。

 StationeryProgram 2004年2月1日「旧暦日々是好日」

  

旧暦の元旦(年にもよりますが1月下旬から2月の中旬ごろ)からページがスタートし、紙面には和文化についての用語解説やミニコラム、花鳥風月の絵図、月齢などがデザイナーであるご主人の監修のもと美しくレイアウトされています。

旧暦は月齢と同期しています。2020年の睦月1日は満月。その後月は欠けて満ち、翌月の如月1日にまた満月を迎えます。このダイアリーによって「月と共に暮らす」が実現するのです。

  

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「和暦日々是好日(2020年版)」

驚くのが、本ダイアリーに掲載されている絵図の多くがご主人「高月家」旧家の所蔵品からの物であるということ。

2004年は「信頼文具舗」が軌道に乗り始めた頃で、当然このダイアリーの取り扱いをさせて頂きました。

当初は「旧暦日々是好日」という名称でしたが、こうした独創的な製品には類似品の発生がつきものです。それもあってか現在は「和暦日々是好日」として刊行されています。

  

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全頁にわたる美しいレイアウトが本ダイアリーの魅力

 時が経つのは早いもので2020年版は17年目の作になります。この最新版では製本方式に手が加えられ、各ページが平らに開きやすくなりました。またスリムで透明なビニール製のカバーが備わり1年間の使用でも表紙が汚れる心配が少なくなっています。

  

サイズはB6。厚さは9mmなので、スリムなA5判綴じノートと共存させれば「ごらんFW」とのフィッティングも上々です。

  

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B6判ながら「ごらんFW」にセットした様子

 本製品の分類はダイアリーですが、ついつい「創刊」とか「刊行」といった言葉を使いたくなってしまいます。理由はこの中に収まっている文字情報の多さにあります。掲載されているコラムのタイトルを抜粋しますと「節分草」、「百千鳥」、「金木犀」、「月見」など。短歌や俳句も数多くちりばめられています。各ページの下1/4の領域内とは言え、この部分に関わる調査や執筆のご苦労はどれほどのものかと。ダイアリーでありながら書籍として捉えたい所以です。

  

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月を解説するページ(写真は葉月)

毎年、文字情報を更新し、全頁のグラフィックを丁寧にレイアウト。その品質は年々高まっており17冊目。 これは大変なお仕事だと高月ご夫妻には心から敬意を表したいです。

最後は宣伝になってしまいますが、完成の域に達した2020年版をお手に取って確かめていただきたいです。

 信頼文具舗での取り扱いページ(粗品付きデスヨ)

  

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