和田哲哉 -LowPowerStation-

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空気清浄マスク (Airwheel AIR EXPERTS F3 )を買ってみました

清潔感あるパッケージのこれは…。

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" Airwheel AIR EXPERTS F3 "

「空気清浄マスク Airwheel AIR EXPERTS F3」という製品です。
コロンと可愛いパッケージを開封してみます。

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本格的な素材と整ったスタイル

ごらんのとおり、樹脂パーツもシリコン系の部材も高いレベルで成型された整ったデザイン。私が装着した様子もご覧ください。

  

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Airwheel AIR EXPERTS F3 を装着した様子

通常のマスクよりは少々ものものしい見かけながら、それほど「ヤバい人」な感じにはなっていません。マスク先端部分に青色LEDが点灯しているのが分かりますでしょうか。

  

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取り外せる「電動モジュール」

LEDが点灯している部分は「電動モジュール」と呼ばれ、ここに充電池と電動ファンなどが収まっています。電動モジュールは簡単に取り外しができます。

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超小型の電動ファンが収まっている

このモジュールに備わった超小型の電動ファンによってマスク内に強制的に外気を導入する仕組みです。息を吸わない間もシリコン製のフード内の空間に常に外気が取り込まれ、フード内部の湿度や温度の上昇を抑える…という「もくろみ」のようです。

  

またこのモジュールにはBluetooth通信回路も備わっていて、スマートフォンにインストールした専用アプリと連携した動作が可能です。アプリでは「電動モジュール」の動作モード(通常/省エネ/自動)の切り替えが行えます。また電動モジュールのバッテリー残量やフィルターの累積使用時間も表示されます。シンプルながら良く出来たアプリです。

  

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専用アプリの様子

下の写真は柔らかなシリコン製フードの内側を見た様子。中央の青いシートがフィルターです。PM2.5をフィルタリングする、一般的なマスク程度の性能のようです。

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フード部分を内側から見る。青いシートがフィルター

 さて評価ですが、まとめて表現するならば「コンセプトは素晴らしい」、そして「今後も使い続けたい」ものの、残念ながら「すべてにわたって少しずつ何かが足りない」感じです。

  

良い点:

・樹脂部品とシリコン部品ともに素材も成型もクオリティー高し。
・電動モジュール+本体+フード部分ともに設計が合理的。
・付属品,交換部品,専用アプリも良く出来ている。

  

悪い点:

・シリコンフードが私の顔のカーブには少し合わない。小さい。
・電動ファンのパワーが足りず、外気導入量が微々たるもの。
・電動ファンの外気導入量の少なさに加えフィルターサイズも小さく、少し激しい運動ではフィルター全体がすぐに湿って換気抵抗が上昇し、息苦しくなってしまう。

  

私はこの製品が「暑い夏に自転車に乗っても息が苦しくならないマスク」として使えるかもしれないと期待していました。しかしながら、前述のとおり電動ファンのパワーが圧倒的に足りず、運動量が多い時には吐いた息の湿気をフィルターが吸ってしまい、むしろ息苦しくなってしまう結果に終わりました。

またデスクワーク用と割り切って静かな状態でも使ってみましたが、やはり電動ファンの外気導入量がいまひとつで、フード内の涼しさはそれほど感じられませんでした。簡単に言ってしまえば、普通のマスクから本製品に積極的に替えるメリットがまだ見つかりません。

ただ、シリコン部分の密着度がもっと高ければ「吸気漏れの恐れが少ないマスク」ということで普通のマスクよりもアドバンテージはあると思います。

  

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フィルター交換用のピンセット(!)も付属

  

まずは電動ファンの風量アップまたは吸入効率の改善が急務です。もしかしたら専用アプリのアップデートだけで対処できないかな。

それと欲を言えばフィルターのサイズというか容量を大きくしてほしい。そもそものフィルターの静的な吸気容量が少ない(=ちょっと息苦しい)と思います。できるだけコンパクトに作りたいゆえの制約だったのでしょうか。このあたりは、たとえば自動車の吸気経路のような「ジャバラ」式のフィルターなど、コンパクトでも吸気容量を確保できる構造を検討されてもよさそうです。

  

そういえば以前に3Mの防毒マスクを購入したのを思い出しました。

blog.sprg.jp

3Mのマスクは防毒効果を維持させつつ吸気容量を確保するためか、大きなサイズのフィルターを2個も備えていました。ほんとうに快適な吸気を求めたら、この3Mのマスクのように外観がどんどん大きくなってキリがないのかもしれません。

  

「 Airwheel AIR EXPERTS F3」のコンセプト自体は非常に素晴らしく、製品のクオリティにも納得がゆくものでしたので、電動モジュールやフィルターの改良、それと充電池の容量アップも含め次回モデルの登場に期待しています。

    

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 今回の製品はAmazonには出ていませんでした。似た機能の物はこのあたりか。

   

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