フジフイルムのミラーレス一眼:「X-E4」。
コンパクトなボディーながら、高画質かつフィルムシュミレーション機能の良さで、iPhoneとはひと味違う画像記録装置として持ち歩いています。
ひごろはフジフイルム純正のオートフォーカスレンズ:「XF27mm F2.8 R WR」が活躍。
加えていまは、マニュアルフォーカス撮影を楽しむレンズとしてニコンのオールドレンズ:「Micro-NIKKOR 55mm f2.8」がお気に入りの1本になっています。
ニコン系のレンズをX-E4に装着するのには大型のレンズマウントアダプターを装着する必要があり、レンズ群トータルでのサイズも重量も過大になりがちです。
ボディーが小さくてグリップ類も備えていないX-E4は、大きなレンズを装着した際のホールド性が悪くなりがちです。フジフイルムもそのあたりは承知で、使い勝手の良い純正グリップをオプションアクセサリーにラインアップしています。しかしそのグリップ、見た目がそれほどではありません(個人の印象)。そこでSmallRigのX-E4用ケージを購入してみました。
SmallRigではカメラに様々な用品を付加するためのベースとして、屈強かつスタイリッシュな金属製フレーム:「ケージ」を数多くラインアップしています。
ケージには外部モニターやマイクロフォン、照明機材、レンズのズーミング操作を補助する用品などが装着でき、デジタルカメラを動画撮影に特化した機材に仕立てるのに役立っています。
今回購入したX-E4用のケージ:No.3230にはX-E4のホールド性を高めるグリップが備わっていて、静止画撮影にも有効なアクセサリーと言えます。また同社の「ミニトップハンドル・HTS2756」もセットしました。
ケージにはX-E4底面にある三脚用のネジ穴を使って装着します。装着に使う小さな工具がケージに標準で備わっていて、その工具はケージの底面に磁石で具合良く固定されます。
ケージにX-E4を装着しハンドルもセットされると、ご覧のとおり大仰(おおぎょう)な見た目にはなります。しかしアルミニウム素材で出来たケージ+ハンドルの重量は200gを切りますから、X-E4+レンズ群の総重量(697g)から約29%増で格段のホールド性と取り回しの良さを得られるのです。
意外だったのは、レンズを外せばケージ+ハンドル付きでもX-E4のスリムさはほとんど失われれていないことです。上の写真の状態でも、スリムなショルダーバッグにスルリと収まるのです。
SmallRigのケージは機能の向上だけなくカメラのルックスもグレードアップさせてくれます。下の画像をご覧ください。巧みにX-E4のボディーを囲うフレームはカメラの操作性を損ねることなく、むしろカメラを美しく引き立たたせています。
いま気に入っているニコンのオールドレンズ:「マイクロニッコール55mm f/2.8」。
X-E4に装着すると換算82.5mmとなり、ポートレート撮影にも最適なレンズです。
滑らかに回転するフォーカシングリングの効果もあって、カメラの趣味としての楽しさを大いに高めてくれます。
ケージにハンドルの付加はX-E4のコンパクトさに逆行するものと思いきや、実際にはカメラの取り回しを大きく改善する用品であることが分かりました。ネックストラップの同時装着も可能ながら、むしろネックストラップ無しでよいくらい。出張時でも観光でも、このハンドルの便利さを味わいながら使っています。
本来はコンパクトなボディーがウリのX-E4。しかし少しでも大きい、あるいは重量のあるレンズを装着するのなら、試して損は無いアクセサリーかと思います。
X-E4はコンパクトなサイズながら高画質・高性能なカメラですから、こうしたケージやハンドルの装着は決して滑稽なことでは無いと思います。
最初は私も「お遊びになるかな?」と心配していました。それがいまでは、大きなレンズの装着時には無くてはならない用品です。
そして個人的にはハンドルの装着で「全体が完成」する感じです。
追記(2022年11月24日):
たまには撮影したものをアップします。このカメラ+レンズでのものです。いずれも無加工(縮小のみ)です。
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