和田哲哉 -LowPowerStation-

文房具ジャーナリスト・ステーショナリープログラム運営 / 和田哲哉のブログです

40年ぶりにセイコーの腕時計を入手しました(SSC667)

細かい経緯は省きますがSEIKOのクロノグラフを入手しました。
手頃な価格のものです。
ベルトが付くと印象が変わってしまうので、まずはケースのみ。

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SEIKO SSC667(わざとピントを後ろにしています)

淡いブルーのフェイスにオレンジの色さしの入った指針。
セイコーの(と言うか国産の)時計とは思えないキレイな配色です。

腕時計って共通のムーブメント(=機構部)にさまざまなデザインのケース(本体)やダイヤル(文字盤)、アーム(指針類)を組み合わせてバリエーションを展開することが多くて、それらいっぱいの組み合わせの中に時々「おっ!」と思うキレイなものが出ることがあり、本品がまさにそれという感じです。

  

じつは、個人的にはセイコーの腕時計についてはずっと選択の対象外でした。なにしろ前回の入手は中学生の時。40年も前です。

作りや精度は世界一級だと思います。でも年功序列なのか社の方針なのか、いざデザインとなると何か見えないしがらみから抜け出せていない感じがずっと印象としてつきまとっているのです。それは価格帯を問わずに、です。

あくまで好みの問題ですが、まずは「アストロン」シリーズのような多くの先進機構を組み込んだ20万円超えの中堅~上級モデルのデザインに欲しいとかあこがれとかを感じさせるものがほとんど無い。フォーマルなラインの「プレサージュ」も10万超えモデルについて、セイコーブランドと価格とデザインとの一致を見ることが難しい。

10万未満のカジュアルな価格帯の製品の「放置され具合」と言いますか「ピントの外し具合」が結構なもので。このレンジについてはひところの国産文房具と抱えていた悩みと同じなのかもしれません。流通由来の制約とか、面白い製品を売るのに相応しい小売店が無い、あるいは理解のある小売店が出てこないなど?

オークションサイトでは少し昔の自動巻きや手巻きに良いデザインの物が出ていて、だったら新品を買いたいと思い現在の公式サイトを見てみたら・・・かなりショックでした。

また、(好き嫌いは別として)スカーゲンとか、近年では新しいスタイルを提案しているメーカーがいっぱい現れているのに、セイコーには「ずっと手を打てていない」感もあります。なんだろう、よく分からないけれど。誰か教えて…。

  

今回のこの「SSC667」はセイコーの「RECRAFT(リクラフト)」シリーズのひとつ。リクラフトは日本で言うところのリバイバル・・・「昔懐かしいデザインを今によみがえらせる」と言ったところでしょう。

そして大事な情報。この「リクラフト」シリーズは海外でのみ販売されているのです。だからいつも見るセイコー製品と違うのかな。さきほど書いた「しがらみ」から少しだけですが「スッ」と抜け出た感じなのです。

  

こちらは標準で備わっているベルト(ストラップ)込みの写真です。

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製品に標準の「NATOストラップ」を装着した様子

本製品にはいわゆる「NATOストラップ」が備わっています。ストラップの柄は昔ル・マンなどで活躍したレースカーのボディーカラーを連想させるオレンジとライトブルーのストライプ。これもイイ感じです。

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NATO ストラップ、裏面の様子

実際、amazon us を見てみますと北米ユーザーにかなり好評で、数多くのレビューが付いていて皆さん相当お気に入りの様子です。

「なんだよぅ、SEIKO。あっちでは生き生きやっているじゃん!」という気持ちです。

  

もちろんこの価格帯ですのでファッション時計であることは理解しています。もっとコストを掛ければより良い機構が内装され機能的にも気が利いた製品になりますし、風防(ガラス部)や文字盤のグレードもアップするでしょう。でもこの価格帯で「欲しい!」と思わせる製品を仕立てたことがセイコーにとって画期的だと考えています。

腕時計は好き嫌いのハッキリするジャンルの製品ですので、私のこの気持ちを理解してもらえる人は少ないかもしれません。分かる人だけに分かってもらえれば、いいです。

  

SSC667はケースの大きさも特徴です。けっこうゴツいロレックス・オイスターと比べても二回り以上大きい感じです。スウォッチのアイロニークロノと比べてもかなりの大きさ。

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かなり大きい SSC667 のケース

小さい腕時計は可愛くて好きですが、小さいのをはめていると大きいのを身につけたくなり、大きいのを付けているとまた小さいのが気になったりと、行ったりきたりします。要するにわがままです。さすがに今回のは振れ幅が大きすぎるかなと心配したものの、見た目も装着感も大丈夫で安心しました。

前回のスウォッチ「Back to School」と並べるとこんな感じ。このスウォッチも決して小さくは無いのですが。

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SWATCH "Back to School" と SEIKO SSC667

文字盤が大きいものの視認性は悪いです。夕暮れ時のクルマの中では老眼の私には時間が読めません。銀色の針のせいでしょう。でもそれでも良いです。ファッション時計なので。

腕時計はベルトを替えると相当に印象が変わります。SSC667には今後、黒いベルトを装着してみようと思います。水に強いラバー素材にするか、NATOストラップの色違いにするか。

  

・・・機能についての話題が抜けていました。フェイスに仕込まれた太陽電池で駆動するクォーツ時計です。フルチャージで6ヶ月間動作。電波時計機能?…ありません。

ストップウォッチ機能は1/4秒ずつ刻む秒針と60分の小ダイアルを組み合わせたタイプ。ラップ計測機能付きですが60分経過すると計時は自動停止します。私はコインパーキングの駐車時間を計りたいので60分で自動停止するのは残念です。通常は只の24時間表示に使われている右側の小ダイアルもストップウォッチの機能に加えて欲しかった!

  

追記:

この記事を書いている最中に弟が事務所に来て、先日セイコーの腕時計を買ったと見せてくれました。シンクロしていますね!(笑)

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SEIKO SBDN043 "PROSPEX 限定モデル"

弟も久しぶりのセイコーだと思います。写真のこれはセイコーの中では比較的安価なダイバーズウォッチ。文字盤と針の夜光塗料の色をわざと経年変化したように仕上げた限定モデル。面白いです。私も今回のSSC667をポチッとした直後に「あっ、こんなのも有ったんだ!」と一瞬焦ったモデルでした。一見地味ですが実物はとても良かったです。

  

彼は昔からかなりの腕時計好きで、オメガの手巻きのスピードマスターとか、中古市場でプレミア価格になっているブライトリングとか愛用していたと思います。あとカシオのG-SHOKにもかなりこだわりを持っています。もしかして彼がセイコーを買ったということは、なにか良い兆しでもあるのかな?

  

腕時計は筆記具と同じで「学校や職場に持っていっても怒られないグッズ」なところが良いんですよねぇ。いまは時間なんてスマートフォンで確認できますし、Apple Watchをはじめとするスマートウォッチが当たり前になりつつありますが、良き気分転換ツールとしてカジュアルな製品を身につけるのも楽しいかと思います。

  

続き:ストラップを交換しました。

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