その昔カッコいい救急箱を発見し「道具箱としてオシャレに使えないか?」と買ってきたものの、結局自宅の救急箱として収まったという経験があります。製品本来の用途を変えて使うのはなかなか難しいものです。今回はその用途変更がもくろみ通りにいったお話です。
1.ハンディー扇風機
昨年購入した「ドローン用モーターを使った、ヘッド部が小さいハンディー扇風機(商品名:BLUEFEEL PRO)」は、その小ささのおかげで事務所でも外出時にも大活躍しました。
BLUEFEEL PRO 最大のメリットは電池の持ちの良さです。弱であれば一日中(本当に)いつまでも回っています。外出先で使って事務所に戻り、そのまま充電せずに使えるというわけです。それならばとMacBookの冷却用にしてみました。
うちのMacBook。夏に近づくと頻繁に冷却ファンが回ります。このため、熱がこもらないようにと写真のようにノートパソコン用のテーブルで斜めにしていて、しかもテーブルとMacBookの間にブロックを置いてスキマを作っています。
BLUEFEEL PROをMacBookの奥側に立たせると風がちょうどスキマに注ぎ込まれ、効果的に冷却できます。いつもならMacBookの内蔵ファンが延々と回り続けるのですが、BLUEFEEL PROのおかげで早々に収束。たった二千円台のハンディー扇風機があちこちで活躍するとは、こんなに「元がとれた製品」は珍しいかも。
2.業務用マスキングテープ
趣味でマステ(=マスキングテープ)を集めているかたは多いと思います。このマステ、そもそもは塗装業のために生まれた製品であることは、本ブログの読者様ならご存じでしょう。信頼文具舗では商品の梱包に紫色のマステを使っています。理由は単に「紫色がキレイだから」。しかし3Mが生産しているこの紫色のテープは建築系の塗装業向けに作られた特別な製品なのです。屋外でもしっかり使える柔軟性や強度を有しつつ、テープを剥がした際にテープ表面に乗ってしまった塗料を周囲に飛散させにくいという優れた特徴を有しています。
このテープを短く切り、クルマを洗う際に使うタオルの端にも貼っています。
以前にもお話しをしたとおり、私は洗車が趣味のひとつになっています。そこではタオルを8~9通りに使い分けています。その分類を挙げますと「水洗い」・「水洗い(下回り)」・「水洗い(ホイール)」・「研磨剤」・「アルカリ洗浄剤」・「コーティング剤」・「撥水剤」・「フロントウィンドウ内側専用」・「内装用」などです。
そうです、いま使っているタオルの分類が何なのかを表示するためのマステです。面白いのは、本来ならば「はがれやすい」マステなのに、マイクロ繊維を使ったタオルですとマステの粘着剤とタオルの毛足が強くからみつき、たとえタオルを洗っても簡単にはがれず便利なところです。「はがしやすい」マステを「はがれにくく」使えた成功例!
3.ウィルス除去用アルコールのスプレーボトル
コロナウィルスで揺れているいま、ウィルス除去用アルコール(エタノール)の必要性が高まっています。ウチでも苦労して苦労して、無水エタノールや消毒用エタノールを少し確保ができました。
しかしこんどはアルコールを噴霧するちょうどよいサイズの、しかも品質の良い「スプレーボトル」が見つかりません。4月にようやく揃ったのが下の写真の3本です。
左端はAmazonに出ていた中で一番品質の良さそうなもの。とにかく3月はAmazonでも軒並み欠品でした。あっても怪しい評価のものばかり。写真の製品はひとり1本という制限が面倒でした。
ひとつ飛ばして右端。これは無印良品の製品です。本来は「香水やオードトワレ用(無印良品の取説より)」ですが、これらにもアルコールが使われているので「自己責任」で良しとしましょう。4.8mlと小型ながら90回も噴霧できたので手の洗浄に9回以上使えます。
そして真ん中。これはスプレーボトルとして売られてはいませんでした。百均ショップに並んでいたシャワーコロンでした。当時はどうしても良質なスプレーボトルが欲しかったので百均価格(とは言うものの¥330.位した)なら高くはありません。これを買ってラベルを剥がし中身を捨て、それこそ無水エタノールでしっかり洗浄して、新しいお役目を任されるようになりました。もともとがコロン(アルコール分50%以上)用で噴霧能力も品質も上々。29ml。
どれもたいしたことないご報告で反省しています。でも、3話ご紹介しましたので許してください。
追記(2020年8月2日):
その後、こんな記事も書きました。
(ご注意:以降はAmazonのアフィリエイトリンクです)