通常、カメラや電子ガジェットなど物品紹介系のブログやYouTubeチャンネルでは、製品そのもののデザインや機能についての解説が内容の中心です。
以前には「Unboxing」…日本で言うところの「パッケージ開封の儀」というのもありましたけど。
ほかの人の製品解説を見聞きするのは新しい発見があって楽しいものですが、私はそれ以前の段階である「ひと様の商品選びから購入までの経緯」についても気になります。
皆さんが製品の購入に至るまでのパターンはさまざまだと思います。いま思いついたものを挙げてみます。
・衝動買いか計画買いか。
・購入日の何日前から検討しているか。
・検討の元になる情報はどこから得ているか。
・店員やインフルエンサーの意見を聞くか。
私の場合、購入日の相当前から検討が始まっていることが多いです。たぶん皆さんが知ったら呆れるくらいに。
紙のカタログが大好きで、気になる製品が登場すると真っ先にカタログを手に入れておきます。
1980年代前後の、カメラやオーディオメーカーが元気だった時代は、ちょっとした製品にも紙のカタログが用意されていました。ソニーならラジオやヘッドホンのベーシックモデルにも専用のカタログがありましたし、キヤノンもポケットサイズのカメラに有名タレントを起用した豪華なカタログを制作していました。
当時はインターネットなど無いのでメーカーが公式情報を送り出す手立ては少なく、仕方のないことだったのかもしれません。いっぽうウェブが当たり前のいまとなっては紙のカタログは貴重な存在。ですから「紙」がご用意されたのなら有り難く入手したいものです。
お知り合いの電子ガジェット好きな方々の多くは、そのガジェットについて記事を書かれるライターやインフルエンサーだったりもするため、新製品が登場すると即購入されるパターンをよく見かけます。
私の場合ですと電子ガジェット類の購入がそれほど仕事には直結していないので、カタログさえ手に入れれば製品を買った気持ちになり、しばらくは満足なのであります。
カタログ入手と同時に、対象となる製品と周辺用品の情報も集め始めてイメージング、いや「妄想モード」に突入です。より正確に表現しますと「いつでも買える精神状態に維持しておく」感じです。(ああ、自分自身でも分かります。面倒くさい奴ですみません)
そして一番大切な、いよいよ買うタイミングです。
ふらっとお店に立ち寄り、
「これって、あります?」
「ちょうどいま有りますよ」
「じゃ、お願いします」
これです。このパターンであって欲しい。つまり「そこに有れば買う」が理想なのです。
そんなのは普通だろう?と言われてしまいそうですね。補足すると、予約必須な製品は予約で買うけれど、そうでなければ「まるで偶然出会った」かのように買いたいという意味合いです。
例えば新型iPhoneが出てもすぐに買わなくて平気。でも仕様はちゃんと把握しておく。いち早く新型を欲しい人達がひととおり買い終わって在庫があぶれだした頃に、「そこに有るもの」を買えたらベストです。
先日のミラーレス一眼では出来すぎな購入パターンになりました。春に発売が開始されカタログをもらって眺めつつ、その後半年過ぎても予約待ちが当たり前のなか、地元のカメラ屋さんに数台残っていた、まさに「そこに有るもの」を購入できたというわけです。
まあ、いつもこのようなへそ曲がりな買い物パターンばかりではありませんけれど、カタログだけ入手してしばらく様子を見るという方法はお小遣いの散財を防ぐ対策にもなるかもしれません。ご参考になりましたらと思います。
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