まだまだコロナ関連が心配です。
先日スタイリッシュな除菌アルコールスプレーを入手しました。
「TIR TIR(ティルティル)」と書かれています。化粧品関連のブランドかな。
上の写真をご覧いただければ「スリムで持ち歩きに便利そう」と思いますよね。クッション機能を予感させる青いシリコンフレームにはストラップホールも付いています。
でも届いてびっくり。実物はかなり大きかったのです。これは持ち歩くサイズじゃないぞと。
左の10000mAHのモバイルバッテリーよりもひとまわり大きいサイズ。右はバッグに常備しているビオレuのスプレー。
サイズが想像より大きかった点だけで購入前の予定がすべて狂ってしまったのが正直な気持ちです。製品重量は110g(内容量55ml)。右の「ビオレu手指の消毒液」の製品重量は50g(内容量30ml)です。
その後、二度目のビックリに遭います。なんと「使い切りタイプ」。つまり液剤を自分で補充できない仕様になっています。
いや、できなくもありません。青いシリコンフレームを外し、中から出てきた白い樹脂製の本体を「電子ガジェットを分解する際に使う工具」を使って慎重に分割させれば可能ではあります。でも作業は少し昔のスマートフォンを分解する位に気をつかいます。
そういった分解の困難さもさることながら、スプレー部と液剤ボトルとの境界に角形のシリコンパッキンを使っている点も疑問。そもそもアルコール成分主体の液剤を封入しているのに。
ゆるく閉めればスキマが空くし、きつく閉めれば細く四角いパッキンの「一番強度が弱いところ」に応力が集中し、パッキンが変形して勘合部分からベロンとはみ出てきます。なぜ世の中のパッキンは丸いのか、勉強してらっしゃい!
商品企画にも製品設計にも合理性が見いだせません。オシャレなルックス「だけ」を目指して、そのほかの全てが犠牲になっていることに清々しさすら感じます。
でも評価できる点を発見しました。スプレー部分の操作感や噴霧の具合が理想的なセッティングなのです。噴出する霧の勢いと微細度がお見事。プッシュ操作する際の気持ちよさは他の同種のスプレーを寄せ付けません。
各樹脂パーツの精度が高いのにも感心。今後に期待です。
(ご注意:以降はAmazonのアフィリエイトリンクです)