和田哲哉・LowPowerStation

考えて使う・楽しく使う

FiioのBluetoothレシーバー:BTR3、第2の人生を送る

  

きょうは使わなくなったBluetoothレシーバーのお話です。

  

各製品を比較したい思いがあり、短期間のうちに次々買ってしまった3つのBluetoothレシーバー:Fiioの「BTR3」と「BTR3K」と「BTR5」。BTR5は外出時の持ち歩き用。BTR3KはゼンハイザーHD25専用になっています。

  

f:id:wabysprg:20210925040402j:plain

(手前から)BTR3 , BTR3K , BTR5

  

そして、最初に買ったBTR3。これは後進(BTR3Kに)道を譲り、レシーバーの比較テストをする時以外は「ご隠居」状態になっていました。

  

いっぽうでこんなことがありました。事務所に設置し満足なサウンドを生んでくれているローランドの小型モニター:「CM-30」がこれまでどおり使えなくなったのです。

f:id:wabysprg:20210925034620j:plain

Roland CM-30

きっかけは新しいMacBookAirの導入でした。CM-30に音を供給する「AirMac Express 2」の「AirPlay」機能が、どうやら最新のMAC OSのサポート外になってしまたらしいのです。

  

以前のブログ記事に当時の装置構成をご紹介しています。

blog.sprg.jp

この装置構成のまま、最新MAC OSの「システム環境設定」からサウンドの出力先に AirMac Express 2 での AirPlay を指定すると、音が切断されたり、突然とんでもなく大きな音量で再生されたりと明らかに動作が不安定になりました。まさか「AirPlay」があっさり見捨てられてしまうなんて、ちょっとショックではありました。

  

そこで「ご隠居さま」BTR3の登場です。CM-30の入力にBTR3を接続。MacBook AirからBluetoothを介してCM-30で音楽を聴くのです。

  

f:id:wabysprg:20210925034730j:plain

BTR3 を Roland CM-30に接続

  

…という解決策は誰でも思いつくものでしょう。今回良かったのはBTR3の音の個性がCM-30とマッチしたことです。BTR3は後継モデルであるBTR3Kに比べて高音域に少々伸びがなく、でも低音域は野太い(力強い)ものです。そのクセのおかげでCM-30が得意とする低音域の特性とマッチして曲のライブ感が一段アップします。ボーカルもしっかり前に出てきます。高音域は、事務所でスピーカーで聴くのにはヘッドフォンで聴くときほど意識せずに済むので大丈夫です。

  

ただ、基本的な音質はBTR3のBluetooth運用よりも AirPlay経由のほうが上であり、使い勝手も勝っていましたので、最新MAC OSでのAirPlayの不安定動作は返すがえすも残念ではあります。

  

それにしても CM-30 を毎日、しかも長期間にわたり使うようになるとは思いもしませんでした。そもそもは小さなトークイベントでのPA用に購入したものでしたので。

  

(ご注意:以降はAmazonのアフィリエイトリンクです)

・Amazonでの購入時は販売業者や価格、送料等に注意しましょう。

Roland Cube Monitor 30W CM-30

Roland Cube Monitor 30W CM-30

  • Roland(ローランド)
Amazon

  

・ -LowPowerStationについて-