約1年前に使い始めた12年前のミラーレスカメラ(※):「 Nikon1 V1 」は、私に多くの楽しい体験をもたらせてくれました。
※ニコンはNIKON 1シリーズを「ミラーレス一眼」とは呼ばず「レンズ交換式アドバンストカメラ」としていました。
・Nikon1 V1 の 過去記事1
・Nikon1 V1 の 過去記事2
最近はスキッと写るニコン純正レンズ「 1Nikkor 10mm f/2.8」と、V1がトイカメラみたいに変身する「 Wtulens (ウツレンズ)」の、まったく性格が違う二本を交互に楽しんでいます。
Wtulensは以前に拙ブログでご紹介したパンフォーカス(固定焦点)のレンズです。
この製品の仕様には「フォーカスレンジ:0.5mから」とあります。しかし実際に撮影してみると、1mあたりまではそれほどピントは合っていません。
0.5mとは言わないまでも、あと少し近接して撮りたい場合には、Wtulensに同梱されていたレンズアダプターをいじることで調整できることがわかりました。
Wtulensには上の写真でご覧のとおり、Nikon1 → Leica M39変換の立派なレンズマウントアダプターが同梱されています。このマウントアダプターは外周部分と内部のリング部品、計2つのパーツで構成され、リング部品は外周部分に配された3つのビスで固定されています。
それで、その3つのネジを緩めると、リングの位置を0.5mmほど前方向に移動できるのです。試しにリングを0.5mm移動させた状態でWtulensをセットしたところ、固定焦点の最近接距離がほんの少し変化しました。
Wtulensを手にすると、なぜか近くの人の表情を撮りたくなるので、この細かな調整は自分にとってはメリットに感じました。
ただ、3つのネジのうち1本でも緩むとリングが移動してしまうので、心配なかたはリングの内側にスペーサーをはさむと良いかもしれません。
センサーが1インチ・10.1メガピクセルとは言え、純正レンズなら非常にキレの良い写りをする実力あるV1ですが、この「ゆるーいレンズ」をセットすると「ずっとこのままでいい」気持ちになるのは不思議です。
もしかしたらそれは、V1のメニュー操作がいまひとつであることと関係がありそうです。写りの良いレンズをセットしてV1を第一線で使おうとすると撮影時メニューの操作性が気になってきます。
いつ壊れてもおかしくない(=メーカーの修理サポートは終了)ですし、V1には深入りせず、パンフォーカスレンズでザックリ撮るくらいが気楽で良いのかもしれません。
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